終盤 黒幕の元へ

 探索者達は事件の黒幕がいる研究所へとたどり着いた。到着までの経緯によって状況が若干異なる。


【追跡者】

 荷台から物音のするトラックを追跡していると、トラックは高速を降り山奥へ向かう。すると目を離していないにも関わらずトラックを見失うが、そのまま車を山奥へ進めると山頂へ続く道とトラックを発見する。奇妙な出来事に正気度チェック(0/1)

 トラックが止まった場所は謎の研究施設の手前。

 トラックの運転手と他一名はシャンに取り憑かれた人間であり、夜に見せられる幻覚等で寝不足気味な為注意力が散漫である。

 トラックから降りた二人に不意打ちを仕掛ける事が可能。

 荷台にいる子供が囮となった味方NPC3空戸公乃や子供探索者の場合、不意打ちを仕掛ける形で強制戦闘となる。

 仕掛けなかった場合、研究所地下へと泣き叫びながら連れて行かれる子供と目が合い罪悪感で正気度チェック(0/1)

 戦闘に勝利すると調査中に神隠しが起きた回数+1名の子供を救出となる。

『その後の選択肢』

 子供を村へと送り届け、製薬工場を調べる

→中盤の工場受付へ戻る

 子供を村へと送り届け、セッション終了とする

→結末『未解決』へ進む

 子供を車に待たせ、研究所へ突入する

→研究所内へ

 


【人気の無い研究所入り口】

 研究所内部に人の姿は無く警戒の必要は無さそうだった。入り口には施設案内板があり資料保管庫と地下への階段の場所が分かる。

 資料保管庫からも人の気配は何一つ感じとる事はできない。

 地下へと続く階段に聞き耳を立てたなら腐臭や血の匂いを感じ正気度チェック(0/1)

 地下へと進むならもう後戻りはできない。



【資料保管庫】

 本棚とスチールラックが並ぶ資料室と部屋の奥から行ける保管室とに分かれている。

『資料室』

 ハンドアウト『手記』の原本を入手

 走り書きで蟹の化け物は犬が苦手と書かれている

レギュラー

 儀式概要

 魔王の招致→器の少女を魔王に捧げる→復活?

 天井に描いた魔法陣から呼び出す為、招致の瞬間地上階は消し飛ぶので注意と書かれている

ハード

 希望的観測〈特殊条件〉

 もしかしたら犬の化け物だけ違う事考えてない?

 犬の化け物が他の化け物との意思の疎通が不完全であるとの観察記録

『保管庫』

 扉を開けた際、扉に意識を向けていた者は保管庫にあるモノを目にする事となる。

 保管庫に並ぶのは透明な筒に入れられた子供の脳と目玉。それが恐ろしい程の数が並んでおり、扉を開け探索者達がソレを認識した瞬間全ての目玉が扉の方へ向くだろう。

 神隠しの被害者達の悍ましく惨たらしい結末を目にした探索者は正気度チェック(1/1d6+1)

 味方に海野盾一がいる場合、人格が剣二へと強制的に切り替わる。



【元凶との対峙】

 地下への階段を降りて進むと大きな扉がある。

 扉から漂う腐臭と血の匂い、人ではない存在の声が探索者達の五感を刺激する。正気度チェック(0/1)

 扉を開けると大広間の中央に祭壇があり少女が寝かされている。トラックを追跡していない、または子供を救出しなかった場合は部屋の隅に子供が数人転がっている。

 祭壇を取り囲む様にミ=ゴ、グール、シャンに取り憑かれた者達が儀式を取り行っている。

 異形の化け物を見た探索者は初めて目撃した化け物の種類分正気度チェック(0/1d6)ただしシャンに取り憑かれた者は見た目は人間なので正気度喪失は発生しない。

 儀式の邪魔となる探索者達の前に三種の化け物達が一匹ずつ立ち塞がる。

『最終戦闘』

 ミ=ゴ、グール、シャンに取り憑かれた者一体づつとの戦闘。この戦闘では倒された化け物と同種の化け物が追加で補充される。補充される回数は二回までとし、今までに化け物を倒している場合は同種の化け物の補充分を倒した数だけ削る。

 戦闘ラウンドが2d3+1経過すると儀式が進み、頭上の地上階が消し飛び魔王が顕現する。

 〈特殊条件〉希望的観測を見ている場合、幸運のロールを行う。成功した場合、異なる神の招致呪文が混ざり顕現するのは魔王とグールの信仰する神が融合した不思議生物となる。


『宇宙崩壊のカウントダウン』

 儀式により呼び出された存在の関心は呼び出した化け物達へと向かうだろう。

 探索者が上を向いたなら、その存在を目撃し正気度チェック(1d10/1d100)が発生。ただし、顕現したのが不思議生物なら(2d3/1d20+1)

 探索者は上を向いて正気度チェックを耐えるか上を見ないように行動するかを選択する。

 上を見ない選択をしたなら顕現した存在が去るまで行動にペナルティーダイスが追加される。

 顕現した存在の意識は呼び出した化け物達へ向いている為、探索者は確実に一回行動が出来る。

 二度目三度目の行動をする場合、顕現した存在の意識が行動者に向いていない状態でなければならない。

 2ターン目以降の顕現した存在の行動1d6

1.祭壇に眠る少女への捕食行動

2.ミ=ゴへの攻撃

3.グールへの攻撃

4.シャンに取り憑かれた者への攻撃

5.NPC、子供達への攻撃。いない場合は再度1d6

6.探索者への攻撃

 ダメージは(1d100)ただし不思議生物の場合は(2d6)となる。


『宇宙滅亡の分水嶺』

・祭壇に眠る少女が捕食された

→結末『復活の魔王』へ進む

・祭壇に眠る少女を救出した

→結末『涙目の魔王』へ進む

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