おきたワールド小説のキャラクター図鑑

冬川 桐緒（ふゆかわ きりお）

空色の瞳に甘やかな微笑と腰まで届く金髪が特徴な美女。一人称「わたし」。鈴城司の妻で、故人。全てを包み込む聖母のような優しさから、彼女を知るものは「現世にバカンス中の聖人」と称する。小学四年生になるまで父親に虐待されて育った為、暴力を振るわれた際に受け身を取るのが上手い。表面上はただの善い人だが、他人から好意を向けられないと気が済まない支配欲が強い性格。極度の人間不信であり、誰に対しても決して内面を明かすことがなく、常に本心とかけ離れた言動をしている。鈴城司に妊娠を喜ばれたことをきっかけに、お腹の子供ごと冬の海に飛び込み自殺を果たした。