第6話 叫び・叫べ!

夏の終わりを知った鳥達は

冬が来ることを恐れて南に飛んだ

伝記に残る偉い人達は

自分との不安に負ける奴もいる


もしも僕だったら強く

生きていけるのだろうか

自分に勝てるだろうか

今この胸に説いても無理

言葉に出せない苦しい悔しい


泣かないで今は

強がって僕に当たってくれよ

泣かないで君よ

どうにもできないけど僕が

すべてを受け止める


叫び・叫べ! 叫び・叫べ!

悶えるほどの苦しみを解き放て

叫び・叫べ! 叫び・叫べ!

やるせないのはみんな気づいているから



砂漠のど真ん中で

迷っていたらまず水が欲しいだろ

退屈な生活をしていたら

自分を変える刺激でもあっていいだろ


本気でぶつけてみたいって

考えてても現実には

出来ない敵わないもんだ

声が届くわけでもないけれど

それでも本気で叫んでいくのさ嗄れるまで 


叫びなんて今は

限界最大級もみんなに届かない

叫べることはすべて

聞こえねぇ、他の雑音で消えてしまう


叫び・叫べ! 叫び・叫べ!

デッカイ声で泣くかよ負けるもんか

叫び・叫べ! 叫び・叫べ!

みんなの苦しみを全部喰ってやるから


泣かないで今は

強がって僕に当たってくれよ

泣かないで君よ

どうにもできないけど僕が

すべてを受け止める


叫び・叫べ! 叫び・叫べ!

悶えるほどの苦しみを解き放て

叫び・叫べ! 叫び・叫べ!

やるせないのはみんな気づいているから

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