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微睡みを壊す」への応援コメント


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    星雫々さま、はじめまして。芸術と通俗の里へのご寄稿、ありがとうございました。
    む、むづかしい … 、読むのに、同じくらいの字数の他の作品に比べて10倍くらいの時間がかかりました!表現自体の難しさと、難しい文章に尻込みする気持ちから、これだけを読み切るのに丸二日かかってしまいました。
    現代詩によく見られるような主観言語の世界でしたので、無茶苦茶疲れます。確かに、特異な、あるいは奇抜な表現の中にも、直観的、生理的、論理的にストンと落ちて来て、ハッと驚かされるものは少なくなかったのですが、その何倍もの言葉が、友未の中には何の意味もイメージも結んでくれなくて困りました。例えば作品中に頻出する×じるしが何を表現したものなのか、友未には全く、全然理解できない有様でした。量子論的にしか了解し得ない世界です。
    全十二話の中には、結構、性格の異なるものもあるようで(友未的には「有象無象」「狼とロマネスク」「微睡みを壊す」が好きでした)、閉鎖的モノローグもあれば、耽美的なものもあり、ストーリーを追えるものまでありました。それらを十把一絡げに論ずるのは違うかとも思いますが、敢えて申し上げますと、芸術性、文学性の高い作品は通俗性に欠け、通俗性の高い作品は芸術性が低いように感じられました。芸術性、文学性の高さを感じる作品の中にも、確かに都会的通俗性は匂っているのですが、それは素材としての通俗性であって、作品そのものの通俗性ではないように思えます。それは、こうした作品が、「わかってもらえれば嬉しいが、わかってもらえなければ仕方がない」という芸術家的な潔さのもとに書かれているためで、「この思いをどうしても一般の読者と確かめ合いたい」という意欲を欠いているためかもしれません。友未はその両方が欲しいというのですから無茶な話です。

    作者からの返信


    お時間頂きありがとうございます。

    理解が容易い言葉落ちでなかったり、双方向性を感じられないという点があるというのは正に自覚しているので深くお読み下さったんだなと感じて本当に有難い気持ちでいっぱいです。

    私自身も後で読み直すと何が言いたかったんだろうかと考え直して脳内に巡らせてしまうことがあるので、そういった点を反省して文章構築していくべきだと改めて思わせて頂きました。
    ×××という記号についてですが、基本的には場面転換であり、又は年月が変わった場合であったり空気を入れ替えたいなと感じる時に使っています。それを伝えられなかったのは私の技量不足なので、今後気をつけて行かなければならないと感じます。申し訳ございません。

    「有象無象」「狼とロマネスク」「微睡みを壊す」を挙げて頂いていますが、中でも特に気持ちを込めて書いたものだったので嬉しいです。

    この度は改めて、貴重なお時間頂きましてありがとうございました。
    今後も精進して参ります。

    編集済