第35話 アーサーとの結婚
日々は 残酷に過ぎ去り・・時だけが流れて行く・・
寒い 冬の国 巨人族の国・・
ある時 突然に変化は起こった・・。
アーサーが戦で 大きな手柄を立てたのだ
「褒美は?何でも願いを叶えるぞ」王は言う
その言葉に彼は 思いきって 願いを言った
「王の側室 白の国のエリンシア姫を私に下さい!」
しぶしぶならがら 王は アーサーの願いを叶えた・・。
エリンシア姫の部屋に向かい そして ドアも叩かず
部屋に飛び込む
「エリンシア姫!」嬉しそうに彼は彼女を抱きしめる
そして 今 戦で手柄を立て その褒美として
王がエリンシアをアーサーの花嫁になる事を許したのだと話した
「エリンシア姫・・私の花嫁になってくれますか?
それとも 白の国に帰りたいなら・・」
そう言いかけたアーサーの口を塞ぐように エリンシアは
アーサーにくちずけをした
アーサーは 両親と弟を流行り病で亡くして
今は彼に仕える執事や召使数人と暮らしている
エリンシアは彼の元に嫁ぎ 数人の友人達と
子供のいない優しい叔父夫婦に見守れて
ささやかな結婚式を行う
エリンシア姫の事は誰もよく知っているのだが
誰もその事を口にせず 優しく アーサーとエリンシアの幸せを祝福してくれた
その夜 彼と結ばれ
穏やかな日々が 訪れる
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