第30話 巨人族の王
巨人族の国
そこは冬の季節の長い雪深い国だった・・
城は不思議な城・・大地にそそり立つ大きな骨を彫り上げて 城にしたのだという
骨は 先祖たる巨人のものだという・・
背の高い者も 大柄な者も多く 10メートルもの背丈の者もいた
今でこそ 人族とそう変わらない姿になったが
大昔は 山程の大きさの身体の者が多くいたという
人々は 赤毛や茶色の髪の者が多かった
赤毛の巨人族の王はエリンシアを大変、気に入り 自分の側室にした
「美しいオッドアイの瞳だ・・」巨人族の王は 楽し気に言う
毎晩のように エリンシアの身体を抱きながら
「羽琴の演奏も素晴らしいが そなたは美しい 白磁の肌に
オッド・アイの瞳に金の髪に 美貌とその身体 」
エリンシアの瞳には涙が浮かぶ・・
巨人族の言葉はまだ 分からなかったが
王が自分を気にいってる事はよくわかる
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