第6話「大浴場の謎」

あやみは中居さんの話を聞いた後、大浴場に向かった。

「大浴場の反対の廊下の突き当たりの白い壁?」

あやみは軽く叩いたり押したりしたが、びくともしなかった。


「普通の壁よね?固いし?」

あやみはなんの変化も起きない壁に諦めて、眠りについた。


次の日14時に「林明」先生に端無を聞く予定になっていた。


あやみは「林」先生に会いに行く前に

「中村」が泊まったと思われるホテルを探すつもりでいた。


あやみは友里恵に事情を話し、

「まず、このホテル周辺を調べましょう。

きっと中村さんが泊まったホテルはこのホテルの近くにあるはず、何故?いつものホテルに泊まらなかったのか?それが分かれば中村さんの失踪もわかるかもしれない。」


あやみは友里恵にそう言い聞かせた。


「まず、近所のホテルをまわって、中村さんがどこに泊まったのか聞き込みしましょう。」


友里恵に言った。


友里恵はサスペンス好きなので、ワクワクして目を輝かせていた。


「友里恵お母さんから離れないでね。

これはドラマじゃないのよ。事件なのよ。」

そう言い聞かせた。


あやみと友里恵はホテルを出てすぐに中村の失踪の手がかりを見つける事になる。


友里恵が、ホテルを出たあと、山道に慣れていない都会育ちの友里恵は坂道で転んでしまった。


友里恵が立ち上がると偶然にも友里恵の側に、

「中村」さんが、大切にしていたプレスレッドが落ちていた。


「これは、中村さんがいつも身に付けているブレスレットだわ。中村さんはきっとヒントを残して行ったのよ。近くのホテルに泊まったはず。

ヒントじゃなければ拉致されたかしれない。

大切なブレスレットだって昔話してくれたのよ。」


友里恵にそう話すと

友里恵は「じゃあ早く「中村」さんを探さないと。」そう言った。


あやみは五分くらい歩いたところのホテルに言って聞こうとした。


ロビーのフロント掛かりの方から声をかけてきた。


「そのブレスレット、この前泊まった中村様が、お探しになっていたものです。」


そう言った。あやみが事情を話すと中村さんが泊まっていた部屋を案内してくれた。

中村さんの部屋は一番上の階を自分で希望したとの事だった。


「中村」の部屋の窓を開けて驚いた。

少し高台のこのホテルから

「苗場の森旅館」が丸見えだった

「やはり中村さんは、ここから苗場の森旅館のスクープを狙っていたんだわ。」


部屋を案内してくれた人に聞いた


「中村さんは何か言ってませんでしたか?」


部屋を案内してくれた方はあやみに話した。


「夜中に見た。そう言っていたとの事だった。」


中村さんはいったい何を見たのだろう?それを調べるため「林明」先生に会う時間ギリギリまで

このホテルで調べるたほうが、よさそうだわ。

あやみはいつもの感でそう感じた。


あやみと友里恵はこのホテルに泊まっている人に聞いてみることにした。

すると、いろんな事がわかってきた。


「この雪の山ホテルで何をしていたのかが。」

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