一人暮らしの女性のベッドの下へ現れた都市伝説の男。しかし、ちょっとしたことで、ベッドから出られなくなってしまう。女性目線から語られる、恐怖体験と思いきや、恋愛話。全然怖くないどころか、笑える内容なので安心して読めます。ベッドの下の男が、最後までブレずにいたところが大好きでした。
夢月七海様主催の自主企画『同題異話・四月号 はじめましての距離』参加作品。ベッドの下に何か居る。想像してしまえば脳裏に焼き付いてしばらく離れず恐怖した子ども時代。とはいえ、本当に怖いのは幽霊よりも妖怪よりも怪異よりもなによりも……。パワフルという言葉程度で片付けても良いものか。色々と突っ込みどころの多い、笑い溢れる作品でした。