第56話 見方
それはやっぱり、人々の表現で言う[悪魔]が心に憑いている状態なんじゃないだろうか、と
めぐの国の神様は、嫌な気持ちになる。
ずっと前、その戦いで
めぐが傷ついて
そのために、
時間を巻き戻してまで世界を再生したのだった。
また、そんな事が起こってしまうのだろうか?
多重次元なので、それは仕方ない事もあるが
日本人の中に、めぐのように傷つく人々が
出なけれいいのだが、とも思う。
悪魔が聞くと憤慨しそうなほど
人間の攻撃性質は、醜い。
簡単に言えば、殺し合いを封じてしまったからで
殺されないと思い込んでいるので、例えば
エスカレーターで、並んでる人々を押し退けたするような事が起こる。
アメリカ合衆国の神様が言うように
拳銃がある社会なら、殺される心配があるのでそこまでの攻撃にはならない。
反対に、そこで殺されてしまうので
そういう人は死に絶える。
淘汰であるが、ある意味では摂理である。
ひとつの現象は、いろいろな見方がある。
例に挙げているように、加速器と言う
顕微鏡のようなものができるまでは
ヒッグス粒子も観測されておらず
原子核を結びつけているエネルギー、数MeV程度のエネルギーを得るために
危険な原子力を発電に用いたりしたのだ。
ヒッグス環境と素粒子の結び付くエネルギーは数TeVであり、桁違いのエンチョーが得られ
核のような危険性もない、そんな事に気づかないのも
見方の違い、であるように。
見方とは、そんなものである。
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