第3輪 魔王は女子だが百合じゃない!...よね?
名前:ルナ・レイニー・ナイトメア
種族:魔人
年齢:17
スキル1:魔王(天/ア/平)
スキル2:夜卿(天/オ)
スキル3:闇魔法(限/オ/状)
天元突破級2つ!?
いや、天才と天元突破は同じ"天"だから...
詳しく見てみよう
スキル1:魔王(天元突破/アクティブ/平和)
スキル2:夜卿(天才/オート)
スキル3:闇魔法(限界突破/オート/状態異常確率上昇)
片方天才だったけどそれでも凄いと思う
「どう?」
「えぇっと、先ず、説明からした方がいいかな」
百合娘説明中...
「なるほど」
「それで、ランクとかは――」
百合娘説明中...(再び)
「それってかなり凄いんじゃない?」
「うん」
まぁ、そんなこと言ったら私はスキル3つ全部同じだし、全部天元突破だけど...
「あ、今日遅かったからもうお風呂入らないと」
「そっか」
「一緒に入ろ?」
「え?大丈夫なの?」
普通に魔王と一緒にお風呂入るとかマズいと思うんだけど
「いつも1人で入ってるから大丈夫だよ、それに2人でも大きいくらいだもん」
「う~ん...まぁ、それなら...」
「じゃぁ、行こう!」
ホントにこれが魔王だとは思えない
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
本格的に(?)関わり始めて30分足らず
もしかしたら10分くらいしか経ってないのに裸の付き合い
こんなことってあるのかな?
「思ったよりもお風呂大きい...」
20人...いや、もっと入れるかもしれない...
「洗い場も何個もあって正直誰かと入らないと勿体無くて...」
15個くらいあるよ
これ1人で使えるわけがない
「部屋は何とかして多少は質素にできたけど...」
「部屋ができてもお風呂がこれじゃぁねぇ...」
「まぁ、気にしてても仕方ないし入ろ?」
「うん」
はい、サービスシーン終了
乙女の話を聞こうとするのはちょっとヤバいと思うよ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ルナは先に寝ちゃった
そういえば、私のスキルの魅了効いてないっぽい
良かっ――
「ユリ~しゅき~」
...
これは友達としての好きだよね?
ね?
好きな人の前でも平常心を保てるみたいな感じじゃないよね?
ギュっ
...
柔らかい...
ハッ
違うよ!?
違うからね!?
なんか言い訳しようとすると逆効果になってそう...
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
...
知らない天井
夢かとも思ったけどやっぱり現実なんだ
...
「ルナ、起きて、朝だよ」
「う~ん...あと、3時間...」
「寝すぎだよ!」
「う~ん...ユリおはよ~...」
「おはよう」
朝弱いのかな?
夜卿とかいうスキルもあったしね
「ユリ~」
「何?」
「ちゅーして~」
...
聞き間違いかな?
ちゅ
...
あれ?唇?
ってことは...
ファーストキスは魔王(美少女)でした...
「ふ~、こうすれば毎日起きられそう」
え...毎日?
「ん?どうしたの?ユリ?」
「毎...日...」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
私にも個室が与えられたけど、その場所が...
「ここ...ルナの部屋の向かいだよね?」
絶対ルナの仕業だ...
コンコン
「はい」
「魔王様が伝え忘れていたと」
手紙...嫌な予感がする...
「ありがとうございます」
「では、私はこれで」
えぇっと、内容は...
ユリ、言い忘れてた
私の部屋以外の個室にはお風呂がついてないの
共同浴場もあるけどできれば私の部屋のお風呂に来て
まぁ、そりゃぁね
私だってあんなに大きいお風呂1人で入りたくないもん
追記
朝起こしに来て
もちろん、ちゅーで
もし、来なかったら夜寝てる間に襲うよ
...
嫌な予感的中
襲われたくはないけど...でも...
「はぁ...行くしかないのか...」
気を取り直して何かやろ
...
何やろう?
むやみやたらに部屋から出たら突っかかられそうだから出れないし...
う~ん...
「紐...紐...あった!ここを結んで...それで、こうすれば...川!次は...梯子!」
あやとり楽しい
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
まさかあやとりだけで今日の暇な時間全部つぶれるとは思わなかった
まぁ、どんなのがあったか思い出しながらだったっていうのもあるけど
コンコン
「はい」
「ユリ、お風呂入ろ!」
「うん、ちょっと待ってて」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
2回目のサービスシーンなんてないからね?
「ユリ、明日からのことなんだけど」
なんだろう?
「一応、剣でも魔法でもいいけど、どっちがいい?あ、剣以外もあるよ」
軍かなんかのことかな?
「私は剣できるけど、魔法はわかんない」
「そっか」
剣道やってたからね
「じゃぁ、取り敢えず、魔法の適正があるか調べてみて、その後剣士のところってことでいいかな?」
「いいよ」
「わかった、そう伝えておくね」
私は魔法使えるのかな?
「ちゃんと起こしてね!」
「わかってるから」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます