前々世日本人で前世勇者、そして現世は相討ちした魔王の孫(次期魔王)です

おかしい

この世界の学校にも長期休暇はある

ただ、日本と違うのは季節というものがない

そのせいか夏休み、冬休みではなく、第一次休暇、第二次休暇という感じになっている

因みに時間も変わっていて

1分=100秒、1時間=100分、1日=30時間、1週間=5日、1ヶ月=6週間、1年=20ヶ月

という感じ

それで、

n学期=3ヶ月、第n次休暇=1ヶ月

とまぁ、3ヶ月学校行って1ヶ月休みっていう感じ

そして今、何故この話をしたかというと...

それは勿論!明日から第一次休暇だからだぁぁぁぁ!

あ、あと一つ言うと中学校までは日本と変わらないけど、その先は高校、大学、就職(親の跡継ぎ等)に分かれる

高校は戦闘系(兵士やリリアみたいな鍛冶屋の子供、討伐者等)

大学は技術系(研究者や探索者、冒険者等)

になっていて高校も大学も5年間ある

「休暇中何しよう...」

「そういえばアデル君は誕生日何時ですか?」

「俺は11月30日だよ」

「ちょうど第三次休暇の前日ですね」

「そうだね...てか、いきなりどうしたの?」

「いや、ちょっと気になって」

「じゃぁ、リリアは何時なの?」

「私は18月11日です」

「18月11日って確か初代魔王の誕生日と同じだよね」

「え!?そうなんですか!?」

え!?皆知ってるのに知らなかったの!?

「初代魔王様と同じ誕生日...」

あ、これダメなやつだ...

「初代...魔王様...と...同じ...誕生日...」

「取り敢えず落ち着こう?深呼吸して」

「スゥーハァースゥーハァー」

「どう?落ち着いた?」

「少し落ち着きました」

「やっと見つけました!」

うん?この声は...

「あ、ウザイ奴だ」

「何ですか!その言い方!」

「いや、だって事実だし」

「確かにそうですね」

「私のどこがウザイのよ」

え!?まさかの自覚無し!?

「「ストーカー」」

「ス、ストーカー!?」

「うん」

「要らぬ疑いをかけないでください!」

「エミルさん、流石に無理がありますよ」

「自覚無しはヤバいと思うぞ」

「もういいです!帰ります!」

あいつ、あんなに直ぐに帰る奴だったか?

まぁ、何があっても俺に被害がないならいいけど

「流石に言い過ぎましたかね?」

「いや、普通にこれくらいは大丈夫だろ」

「事実を言ったのみですもんね」

「それにしても変な気がしたが...」

「そういえば1週間くらい前から元気なかったんですよね」

「絶対なんかあっただろ」

「逆になかったらおかしいですよね」

う～む一応考えておくか

にしても休暇中何するか...