疑問
..........
寝落ちしてしまった
まぁ、割とスッキリ起きられたんだけどな
さて、今日は休みなんだが...ハッキリ言ってやることが無い!
う~む...そういえば前々から疑問に思ってた事でも考えるか
先ず、俺の愛刀が無い!
実家(魔王城ならぬ魔王屋敷?)の図書室に人間と魔族の戦争についての本があった
その本には当然の如く俺とあいつ(アベル)の戦い...最後の戦いについても書いてあった
人間と魔族の戦争の事を「間魔戦争」と言い、最後の戦いの事を「間魔決戦」と言うらしい
ただ、間魔戦争...そして間魔決戦について書いてある本全てに
勇者エデル様の愛刀、魔王アベル様の愛杖、その両方が間魔決戦の地にもその周辺にも何処を探しても見つからず、今だに見つかっていない
と、書いてあった
ここから考えるに何者かが俺らの愛刀と愛杖を盗む、もしくは隠すとかそういうことをした
最悪の場合、封印されてるかもしれない
次に、いくら何でも弱すぎる!
周辺の人全員が弱い...強くても正直見切れるレベル
そこで俺が考えたのは
勇者と魔王がいないからなのでは?
まぁ、魔王は俺がなるからいいとしても勇者がどうにもならない
あと、突然弱くなったら気づくのでは?と思うけど気付かない内に段々と弱くなったりとかなら説明がつく
あとはそもそもここは別世界の可能性もあり得る
この世界は俺がいた世界のパラレルワールドで違いは生物の強さだけ
とか言われても信じられるレベルだ
最後は、何であんなにもエミルはしつこいのか
これはまぁ、多分性格なんだろうけど...ねぇ?
流石にあれ程にもしつこいとしつこいとかウザイ通り越して呆れてくる
マジであいつのしつこさは何とかならないものか
..........
一通り考えたけど
何とも言えないな
てか、思ったより考えることが少なかった...
この後どうするか
そういえばリリアが俺の模擬戦は友達に教えてもらったって言ってたけど何処まで教えてもらったんだろう?
「リリアー!」
「あ、アデル君!」
「リリアさ、俺の模擬戦は友達に教えてもらったって言ってたけど何処まで教えてもらったんだ?」
「えぇっと...独自の武器で2年生を圧倒したとしか教えてもらってません」
「え...雑過ぎじゃない?」
「私もそれは思いました」
てことはやっぱりリリアは事前情報は俺が独自の武器を持ってるっていう情報だけだったのか
天才っているんだね
「あ、あのぉ...そんなに私の顔を見てどうしたんですか?」
「あ、ゴメン」
「いや、別に謝んなくてもいいですよ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます