Question 8
問八【彼女の友達に会う? 会わない?】
スマートフォンをいじりながら、彼女が何気なく言う。
「そうそう。こないだ友達と話してたら関川くんの話になってさ」
「友達に僕のコト話してるの?」
「もちろん、みんなに、じゃないけどね」
当たり前のようにいう彼女。
でも僕はちょっとドキドキする。
僕はどんなふうに紹介されているんだろう?
ちょっと気になったりもする。
「でさ、そろそろ、私の友達に紹介したいんだけど……どうかな?」
突如として突きつけられたイベントに僕は一瞬返答に困る。
「関川くんが、そういうの苦手なのは知ってるんだけど……ダメかな?」
彼女が上目遣いで僕を見る。
僕の頭の中ではいろんな思惑がグルグルと回っていたが、こう答えることにした。
「そうだね……」
※ここまで
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます