第4話 六人の仲直り

「って過去があってね。

悠人さん、清代乃の事気に入っ

ちやって、浮気された事

忘れられそう

だったって…。」


「傷、深めちゃったのか‼

悪い事したなぁ」



   「ヤバいよね。」

    「うん。」  


「無理しなくて良いよ。

 私が二人分あやまっとくから…。」

紬は、空元気出して咲姫と清代乃に

「気にしないで」

と言った。


 「知らなかったとは言え

  悪かったよね。」

清乃は少し項垂れて言った。


咲妃も

「うん。イケメンだから

遊び人と決めてかかったし

そんな過去があったなんて…」


  咲妃☞ どうする?


  清代乃☞ どうしょうか?


   無理しなくていいよ。

   大江諭は、もう彼氏だし

   大丈夫よ。


 咲妃☞ 良いよ

 紬だけに謝らせないから。


 清代乃☞ うん。

 いっも三人いっしょじゃん。



   そ、そっか!!


「じゃあ大江諭が作ったご飯食べよ。」


    「うまーい。」

3人は楽しく舌鼓


  「初めてを祝う何て

    変じゃない?」


  「 変わってるかも。」


「でも、初めてが大江諭で

良かったと思うんだ。」



咲妃が頷きながら

「 お赤飯何て思いつかないよ

   ふつう。」


清代乃も

「そだね。初潮じゃあるまいし

ってか初潮で赤飯なんか

今どきナイナイ‼

笑えるけど、いい人っポイ。」


スウイングショートの咲妃は

目がぱっちりして白のフワフワ

ブラウスにピッタリとしたジーンズ

を履いていた。



ミデアムの髪がチョコレートブラウンの清代乃は日本的美人、

静かに見えるけど一番のお喋り娘

そんなギャップが悠人さんの♡を

射止めたのかもしれない。



清代乃は

「ってかあ、体、大丈夫?」

と興味津々に聞いてくる。



  「うん。」


 

「ε=ヾはずかしい。

ε=ε=ヤバーイ。」



二人は他人事なのにキャアキャア

興奮していた。

感想をきいてくる。


感想を話せるくらいなもんじゃ

無い。


痛みしか無い‼

未経験な二人には話ても分からない。


プンプン。





昼飯を食べてかたずけが終わると

俺らは、車を回して買い物に出かけた


まずはスイイーツ

これは悠人が作る。


後の二人が未経験とわかったせいか

なんとなく、気持ちが分かるせいか

憤りも苛立ちも消えていた。

そんな二人を見て何故か

ホッとした。



アルコールはワイン。

ノンアル

酒?

イヤ、オレンジジュース

グレープジュース

後々ヤクルトか?


メインの料理を紬に聞いたら


 チーズタッカルビがたべたーい。

 刺身たべたーい。

 シチューたべたーい。


ケーキはクリームタップリの

イチゴのシヨートケーキが

食べたーい、


レアチーズケーキ食べたーい

アップルパイも大好き━━━︎💕︎💕

らしい…。


3人で急いで調理

俺達はお姫様のために猛奮闘

魚屋でブリ、イカ、タイを買い込む。魚は俺、論が捌く。


蒼介は、タッカルビ、シチュー

担当。


終わったら、悠人のデザートを

手伝う、デザートは、なかなか

時間を要する。


料理がテーブルに並ぶと後は

悠人と蒼介にまかせて紬の部屋に

迎えにいく。20分位で着いた。


久しぶりに3人をみても怒りは無

かった。やはり紬の事を心底愛して

しまった事実しかない。

朝、別かれたばかりなのに何ヶ月も

離れてたみたいに愛おしい。


抱きしめてキスしたい衝動を押さえるのが一苦労。


3人を車に載せながらも紬の体調を

気づかう。


歩き方は朝はガニまた

しかし今は普通ポイ。 

嬉しさが叉溢れ出す。

可愛くて愛らしい。



マンションに着くと3人は

緊張気味


住んでるとこもハイスペック

清代乃も咲姫も目を丸くする。


「スゴーイ」


「マジですな~。」

都内に立ちはだかるタワマン


 ドアを開けるとあの日の

 彼等がいた。分かってたけど

    WWW

    気まずい。


「紬コッチコッチ。」

大江諭が手招きする。


   「清代乃はこっち。」

悠人がイスを引く。


「咲妃は俺の隣だぞ。」

蒼介が、オイデ、オイデ、をする。


 「謝らなくてもいいから。

  紬が全部教えてくれたから

  仲直りのつもりで友人から

  始めよう。な!! 」




   

「・・・ハイ」

3人はペコりと頭を下げた。

今の彼らは優しいお兄ちゃんだ。


ヤッパリ大江諭はチームをまとめる

のが上手い。


さすがに課長だけはある。

私達にはワイン。

呑めない事をしってか

ちょっと口触りがサラッとした

甘めのワイン。




大江諭が漬けたらしい梅酒の梅

コレが好評でパクパク女の子は皆た

べていた、止まらないくらい

        オイチィ


さすがに梅酒の梅だけあってかなり

酔い気味。

果実は、35度のお酒で漬けるから

梅だと思ってナメていた。

ヤバ‼


紬の彼氏の家って事で安心したのか

料理がうますぎたのか

タッカルビも刺身もシチューも

ケーキもかなり食べて動けない。

 

彼達は三人で仕事の話でもりあがった。

私達は悪いけど大江諭のベッドで

3人、寝てしまった。



此処にくる前3人で話し合った。


もし、万が一襲われたら観念しょう。

咲妃も蒼介さんが気に入ってるし


清代乃も、あの話に同情したのか

悠人さんならいい。

と言っていた。


かなり危ないかけだけど

3人、とも初めては彼逹と心で決めていた。



「う~ん。」

夜中目が覚めた、のど乾いた。


となりに大江諭が寝てる…?

あ、そうだった、晩御飯食べて?

そのまま3人で…ねてた‥よね。


あれ?

     清代乃は?

おもちかえり?(> <;)💦


     咲妃は?

お持ち帰り?…>_<…💦


大江諭を揺さぶり起こす。

時間はAM2:00

草木も眠る丑三つ時やないかい。


大江諭は目を覚まさない。

仕方ないのでラインする…。

清代乃と咲姫と紬のグループLINE


紬「今どこ?」


清代乃「うん。ホテルつポイ」


紬「咲妃は?」


    咲妃「蒼介さんち」


紬「何で?」


   清代乃「知らんけど…

       悠人さんが隣で

      寝てる。」


   咲妃「コッチも同じ。」


紬「コッチも大江諭が隣で寝てるヨ~。

   夜中だし、仕事おわったら

話そ。

   おやすみ~。」


  「うん。おやすみ。」


  咲妃「わかった。オヤスミ。」




私達3人は寝た時間がおなじなのか

考えたら20時~2時って6時間寝ちゃ

ってる。起きるの当たり前だな!!



キッチンの冷蔵庫を勝手にあける。


ウワア~オきちんきちんと整理され

しっかり日付も記入され

綺麗な冷蔵庫。


炭酸が飲みたいけど見当たらない。

カチャカチャ音たてたのが聞こえた

のか、後ろから抱きしめられる。


 ヒッ、ビックリして振り返ったら

   チュッ/チュッ/チュッ


「そ、それ以上はもう無理

 やっと疲れとれたのに…ムリ。

ってか炭酸無いの?

 のど乾いた。」



彼は拒否られて怒ったのか

黙って部屋を出て行った。


「仕方ないじゃん。仕事あるし

 無理だってばー`ε´」

           と1人言


仕方ないから水飲もうとしたら

大江諭が炭酸5~6本抱えて入ってきた。


「どれにする?」

テーブルに並べ聞いてくる。


     「買いにいったの?」

紬は、少々いや、可也ビックリ!!


「飲みたいんだろ!!」

      


      「有り難う。」


「ねえ、キスぐらいはいいだろ!!」


 「うん。論のキス、好き。」

やっぱり彼へのご褒美は必須。




長いキスが終わると

名瀬か渇きはおさまった。

スゲーと思ったがヨーグルト炭酸水を美味しく頂きました。



大江諭はお腹を撫でるのが好きなのか紬のお腹をずっとなでていた。

気持ち良くなって


眠りに落ちた。



窓から朝日が入ってくる

マンションってえのは空が近い。

ってかぁ高いからか?


大江諭が入れてくれたミルク

を飲み支度をする。



朝ご飯はカフェでとるのが、

彼の決まりらしい。



誘われたけど、

この姿で大江諭と一緒にいるのを、

百合子先輩に見られたらコロされる。



どこで、誰が見てるか分かんない。


会社を辞めたらこの姿とはオサラバ

会社を辞めるのは結婚のとき、

マダマダ先の話かな?



ラインが来た。



咲姫「無事だったよ。」


  紬「私も」

   ってかあ、遅いけどもう  

   論と関係したあとだけど…

テヘ



 清代乃「駄目!今日休んだ

        ≧Д≦

    悠人さんも有給!」



咲妃「彼真剣そのものだったし。

    ヤッパリ赤飯か?」


 清代乃「さっき24時間営業の

     スーパヘ出かけた。」

        


咲妃「赤飯ダネ。」

紬「赤飯ダヨ。報告をまつ。」


ダサい眼鏡をかけ、三つ編みをして

かかとの低い靴を吐き

黒いスーツをきて出勤準備をする。


大江諭とマンションで別れ

バスを待つ。

今カレんちから初めての出勤!


毎日同じだけどすこしづつ毎日が

変化している…。

私達はどこに向かっているんだろう。


その夜

  やはり喜代乃は赤飯。

  とラインがキター。


会社が終わる今は20時

「あ~あ!疲れた~!」

椅子をグルグル回して背伸びをする。


スマホには大江諭から~のライン。


「終わりそう?

 俺は今終わったよ。


 今から帰るとこ。」


   「私も、疲れたぁ~」


「じゃあ!! 迎えにいくから、

 バス停にいてよ。」



 「いいよ。

  バスあるし、大丈夫だよ♡

  論も早く帰ってやすみなよ。」


「・ ・ ・ ・ ・ ・ ・」


    

   「あ、れ?どしたの?」


「・・・・・・・」


    「おーい?

     どしたの~。?」


「・・・・・・」


      「ね?、ドシタ?」


「俺を虐めてるのか!!`Д´。」


「なんで!!                怒ってるん??」


「紬は会いたくないのか!!?」


      「会いたいけど

       疲れてるかな?と

       思って‥。」


「側に居ない紬の事考えてる方が

辛い。疲れる。」


  「エ~!カミソリ課長でしょ。

   イメージ壊れちゃうょ。」


「んなこと、どうでもいい。

 バス停に居ろ💢。」

 怒り爆発の大江諭


       「わかった。💕」

   

の紬の嬉しそうな声を聞けば

怒りもパタパタと飛んだ。

「あ、あ、ま、まって…ろよ。」

 とデレてしまった。



6月、まだ梅雨の時期。

アスファルトを濡らす雨は少し冷たい。

早く論こないかな?



行き交う車のヘッドライトが雨つぶを写しだす。


横なぶりの雨が紬の体を濡らしてくる。


  「さ、寒い。」

朝は、暖かかったから、ブラウス

一枚にスカート


手も冷たい。

これで車に乗ったら 論 の車

丶びっちょりで汚れるからやめと

いたが良くない。



一台の白いアル○ァードがチカチカ

ヘッドライトを点滅して止まった。



「紬、乗って。」


運転席の窓をスライドさせながら論が

呼んでいる。


「論、濡れちゃったから

 車汚しちゃうから論だけ帰って、

 私はバスで帰るね。」




「は?なにいってんの、風邪引くぞ

  早く乗って。」


     「無理だってば…ふ

      濡れちゃうって。」



「早く乗らないとバスくるぞ!!

 此処バス専用何だから。」


    「エー、イヤじゃないの?

     車濡れちゃうんだよ。」


「お前、今までどんな男と付き合っ

てたの?_

彼女より、車かよ一緒にするな!! 」



論はバスタオルで紬を拭いて

暖房をきかせながら車を走らせた。


チラチラと心配しながら紬をみる。


「大丈夫だょ。だいぶ乾いたから。

 ありがとう。」


  「帰ったらすぐ、風呂だな。」


「うん。フフフ論って、

案外やさしいね。

 モテるのわかる。」


  「なにいってんの、

  俺怖がられてっから。フフ」


論の運転は優しく上手

安心してウトウト眠りそうになる。


玄関につくなり紬は下着姿になった。


「体に服がベト━━━っと絡んで

気持ち悪い

脱いじゃお━━━━━っとぉ」



パッパ、パッパっと服を脱ぐ紬を

見て論は

ヽ(ヽ´゚д゚`;)))ぁわゎゎ!!


「つ、紬、何やってんの!! 」



「 だって、部屋ぬらしちゃうから」



水色のウサギプリントのブラ

     かわいい♡



パンティのコレもウサギプリント

プリプリンとしたオシリに

可愛く似合ってる。


論は🐺う”う”う”━


紬はバスタオルで自分をくるみお湯が溜まるまで待つ。


弾ける若さが堪らん。


白い綺麗なウナジ

29歳をなめてんのかぁ~。

襲いかかりたくなる衝動を抑えつつ

晩飯を作る手が震えるう”う”う”

尻尾をおさえつっ

鍋の用意をする。

ハッハッハ━━━━━━🐺



ウウ~ッ男はっらいょ。


     アアアッ!!!もう限界!!



つ、紬、振り返り抱きしめたくて

近ずこうと足を向けた途端


    「やったー溜まった。」


ピョンピョンしながら浴室に消えた

🐏は可愛すぎる。



🐺「ア、ハハハあったまれよ~。」

お、おいしそうー(*´﹃`*)

       🐏「ハ~イ♡」


肩すかしを食らったがまあ焦る事はない、

俺の彼女だからな♡♡

夜は長い。

     WAO-OUNー🐺





毎日毎日お迎えつき

そして論のマンションに帰る。



メイクはしなくてスッピンだけど

論は、何にも言わない。


論とは、仕事中しか離れて無い‼

論って本当に元気!



迎えに来るのも、送るのも、何とも

ない、ってるけど、かなり無理させてる気がして気の毒になる。






なんか私O型のせいか、

メチャメチャめんどくさがり。


大江諭の押せ押せモードに負けて

遂に同居しちゃったけど、彼

疲れてないかな?


    

「コラァ。紬 本かたずけろ(怒)」


      出た。∑∑∑OωO; ‼

ファッション雑誌で、頭をポカ

「エー今やろうと思ったのにぃ~。

いて~えなぁ」


「紬の今やるは1週間先だ‼」

そう言う論の腕から

山盛りの洗濯物がポイッ"

ドサッと渡される。


「それ終わったら、飯だからな。」


洗濯物に埋もれた紬が叫ぶ


 「わ~い。📣今日はなに?」


大江諭のTシャツを畳ながらきいた。


    「焼き肉!」


「やったーε=ε=

 頑張ってたたむー。」


テーブルには沢山の野菜と

ヨダレタラタラなお肉‼

う、美味そ‼




「ホラ紬、いっぱい食えよ。」


  「論も、たべたら

   モグモグ

   いいのに。」ゴクッ、ウマー。


「食べてるよ。」


嘘ばっかり。私の食べてるのをニコ

ニコして、見てるじゃん。

食べにくいって、ありゃしない。



ウーロン茶を継いで渡してくる。

両手で受け取った後、論の携帯が鳴った。



「食べてろ。」



一言残して論は、ベランダに出て

行った。

そして、サッシをガラガラガラと

閉めた。


聞かれてたらまずいの?

御飯をお代わりしながら、気になった手に着いた米粒をペロっと口に

運びながら視線はベランダ。


30分?いやもっと長い、

一時間くらいの長話‼


「遂に浮気か?

どこぞの、オネーちゃん?か!! 」



なんかやだなぁ

大江諭は浮気なんかしないで

紬だけの男と思ってたのに…


歴代の紬の彼氏は、…

全員浮気した。

     スポーツマンで 

     頭よくて

     カッコ良くて

     もててた。


ヤッパリまたか…

歴代彼氏と何ら変わりない。

また、浮気なのかぁ~



「ゴメン、ゴメン!仕事の話だった。」

論はガラガラガラと戸をしめると

部屋に帰ってきた。


     「そっ、そっかあ

      トラブル?


      大変だね。^_^;」


「まあ、そんなとこだよ。」


     「ホラ焼けたよ。」

      紬が話かけるが心

      ここにあらず。


「ああ、アチッ!!」

紬はボーっとしてる大江諭の手に

わざとアッチッチにやけたピーマン

でチョンチョンとした。



     「アジジジジ

      アッチイだろ。」フーフー


「良かった!アッチイのは

わかるんだボーっとしてるから

心配しちゃったー!!」

         フーフーモグモグ

             


««〃今度は浮気を阻止する〃»»

    この牛肉に誓うガブッ。


紬はたれの滴る牛肉を高く上げ

勝ち旗を上げる事を誓った。


半端な気持ちでは勝てない。

大江諭が撰んだ、


  ««〃彼の浮気相手〃»»


まだ、未遂と思う。だってまだ夜も

昼休みのラインも、してたから。

いままでのように泣き寝入りは


     しないから…。


何処のメスネコダヨ。

泥棒猫め‼



お魚加えてにげさせるもんかぁー

相手を見つけ出さないと、

戦いは始まらない。



論は、紬に相変わらず美味しいお

弁当を作ってくれた。



しかしお昼のウザすぎるラインが

来なくなった。


why?

























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