第2話 紬、愛され編

下着を脱いでボデイソープで洗い、 

備え付け?みたいな乾燥機があり

それにポイッと入れて回した。



今度は長風呂作戦。

一時間入ってると干からびて来た。

喉乾いてオレンジジュース飲みてぇ

な気分。

ん?このボタンなに?

紬がポンと押すと

ブクブクジャワジャワあぶくみたい

にボコボコ泡が泡が気持ちイイ~

ま━━━━━ったくカネ持ちは、

する事が非節約ダナ‼

毎回この風呂に入ってんの?

羨ましい。


ママだったら即取り外す

パターンだワ。

   

「いっまでも甘くないぞ!!…」

とガラス越しに響く怒号

スッカリ忘れてお湯を堪能してた

のに‼


チッ紬は、軽く舌打‼


ブラパンは、カラッカラに

乾いていた。



ブラ、パン付けて

渋々彼のトレーナを着て、出た。!


素足で歩くと床が足に吸い付くよう

な感触、綺麗に掃除されてリビング

には難しそうな分厚い本が沢山

並んでいた。



頭いいのは解っていたが

大人になっても勉強するんだと

変に感心した。




彼のダイニングテーブルはペッカ

ペカの結構な広さ。


さすが29歳

大人な雰囲気。


ラベンダーの鉢植えが置かれた

キッチンよく見ると調味料とか変わ

った塩とか色々品揃えしてある。

.。oOこんな種類の塩いる?

ウチなんて伯〇の塩しかないし


 まさかの料理男子?


とか考えていると、座るように

促され飲めないブラック珈琲が目

の前で、湯気出していた。




      尋問開始。



「何でトンズラした?」

ジッと見つめられて、

ティックトックに出てくる

叱られたパグのようにチョロチョロ

と目を泳がせる。


「走りたかった・・カラ」

えへへ

とりあえず愛想笑い愛想笑い

しかしそんな嘘は、通じない‼


分かってるけど蛇に睨まれた🐸💨

論は、余計眼力に力が入り

睨んでくる。

うなだれて、手をすり合わせて

いると直球で聞いてきた。


「ホントの事言え‼」


  「怖かったから…アチチツ

フーフ、ニガッ

ブラック‼ニガ」

.。oO紬は、珈琲よりココア派

ココアくれ、

出来たらオレンジジュースなんて

この雰囲気で言えないよぅ~



すんだもんだしていると

彼は飲みかけの珈琲を

ドンとおいて‥


「ハ、怖い?なにが?」


「時間も時間だったし…^^;

女の子は寝ないと

お肌が・・ヤバイし」



「大人何だから夜更かし

フツーだろ。

正直に言ったら今日は、許してやるよ。」


「ホント?」


 少しの希望を感じ、うなだれた顔を

 挙げ大きな目を、さらにこらして

 大江諭をみた。



《 (//∇//)うっ!!か、可愛い。

      ヤバい!騙されるな!!》


俺は心の声に従い、顔を引き締め

又睨みつけながら言っ

「ホント!!  ならな。

オレ達はお前らを一時間も

ボーッと待ってたんだぞ

男の純情を踏みにじりやがって

💢」



思い出すとまたまたイライラ感が

復活!!


「オレ等を無視して他の男と

出来てたのもイラつくけど

 22の若さでオレ等を弄ぶなんざ

 どんだけヤリマンなんだよ。

 お前、何様?」



黙って下向いて聞いていた紬も、

未経験なのに、ヤリマン発言に黙っ

ていられない。


ムカムカドッカーン=͟͟͞͞💣⸉ブォン

「にゃんだとぉ💥

もういっぺん、言うてみろヤ‼

コラ、 言い過ぎじゃ💢

黙って聞いとけばー!!

ハア、ヤリマン発言‼

誰に言ってんだよ!

盛のついたノラネコは、ΦωΦ

あんたたちでしょっ。

私達は純情な乙女様だ。

謝れよ。」



 「ブハハハハヾ 'ヴァカメ!

      オトメ?

  嘘つきな オトメ様だな。」



彼の目が急に鋭くなり


「オトメ様なら男に付いて

来・な・い。 

今日だって逃げれば逃げれた、

慣れてるからだろ!!」


ガタンと椅子を倒しヒョイと紬は

抱えられ、

彼の腕に抱きしめられたまま

ソファに押し倒された。

逃げれない。


「ホラー逃げてミロよ‼」

パッパッパッ


論は、又パッと手を離す。

.。oO論って案外根性悪

最悪な奴じゃんナメやがって‼


青いバスタオルのフカフカから

彼の生温い熱が伝わってくる。


   「責任取ってよね!!

    分かってんの!!

    うちの親!怖いんだからね!!

    知らないよ。

    ケケケケーサツなななん

    なななんだからぁ~。

    たいーホされても、

    しらないから。」



小さな声で言うと、彼は


「 そうか?ハイハイ

  未経験ならな!!

  約束する。

  喜んで責任取らせてもらうよ。

  お前の親に頭擦り付けて

  結婚を許して貰う。

  なら、いいよな!! 紬。」




「 いいんだな、紬‼」


熱のこもった声で耳元で囁くように

呟いた。


「良いわけ無いワイ‼」



ヤバヤバのヤバッス。

紬の少女時代は最終章!

手を離しても乗っかってるじゃん

逃げれないじゃん。


ええーい‼

こうなったら、まな板の上の鯉だ‼


紬は、大股開いて叫ぶ

「ヤレるもんなら

📣やってミロ‼

さあ━━━バッチコ━━━━イ‼

カモ━━━━━ンコイコイ」



ここから先の紬は、大人のオンナ!



恥ずかしさよりも衝撃が走る。

論は、ニヤつきながら、自分の

おパンツをイラネ!!⌒゚ポィ

ボロン


あの物体は?

あれは噂に聞く…アレ?

ฅฅ!!ナント本物‼

噂高い実物と言うのは間違いナシ

大か小かは、分からない?

爺ちゃんが小なら論は大か?


未経験の紬にはわからない。

他のを見た事無いから比べられ

ないし、それに

ヒヤアアァァア久し振りに見た。

子供の頃、見たのとちがーう。

ジーちゃんのと違うー‼

ジーちゃんが立ちションした時は?

あんなんじゃなかった。


もっとションボリしてたぞ━━━


「紬、もらった‼」

ニヤニヤ



「ゲッ、本気にすんナー

お、大人のぉ癖に冗談本気に

すなぁ━━━━━‼」

急に方向転換した紬は、ジタバタ

アレ、アレ💦ア~ア~あ━あ‼


もう後の祭り

まるで紬に許可を取った喜びを

体で表現する様に

遠慮なく励み出した━━━━━‼


自然と涙がでるが、彼は止めて

くれない。

紬は大人の階段を登らされた。


!!!紬、お前‼

論は、一言呟くと止まった。


しばらくするとあんなに意地悪

だった大江諭がギュウウッと抱き

絞めて、メソメソ泣いてる紬を

抱き締めて呟いた。




「嘘じゃ無かったんだな!

 あやまらないぞ‥

 嬉しいよ。

 ありがとう!!

 俺は許して貰うまで

 紬の親に頭擦り付けて結婚を

 許してもらうから。」


そう言うと


「今からずっと俺のそばにいて。

 俺も離さない。

 初めて見たときから惚れていた

 だから、逃げられて頭に来たんだ。

 ずっとあの日から探してたんだ。

紬、大好きだ。」


急にラブラブ感を出してきた。


? 『あれ、?さっきと違うくない?

    アレ?』



「え・・・と?何で!!」

 紬は不思議そうに尋ねると


「だから、初めて合った時からお前

が好きだったんだよ。

言わせんな‼

一目惚れってやつだ‼

何でと言われて説明出来るもなじゃ

ないだろう。


分かったな。

お前は俺のモノ、夜遊び禁止!!。

男は🐺何だぞ!

連れてかれんてんじゃね━━━━よ‼

今から 気をつけろ‼

なんかあったらどうする‼」



....エッ??アンタが言うか?

既になんかあった後じゃん。



他の男のモノと思ったら無性にイラ

ついてたが、そうじゃなかった。


オレは嫉妬もするんだと初めて知った、

オレはずっと誤解したまま

嫉妬してた。


今日お紬を見て、俺の事を思い出し

もしないからヒートUPした。


「俺、謝らないよ。

 付き合って欲しい。

 嫌なこと言って・・・ゴメン。」



  う...?

付き合うの?

ってか今告ってる?


論が彼氏?

      


ホントに?何で?

ヤっちまった後で?


    

「取り敢えず珈琲飲めないんだ。

苦いし、牛乳にして…出来たら

オレンジジュース 濃厚な奴。

コップ大で‼」




「わかった、大な‼。」

   チュッチュッ


  さっきと偉い違うくなーい。

ラブラブ感半端ないし‼

まあ、とりあえず

オレンジジュース飲めるよ~

喉乾いたし。


なんと論は、オレンジジュース

を絞って持って来たー

今まで飲んだ中で論のジュースは、

最高。

甘くて酸味があってマッタリしてる。

凄く美味しい。


一夜開けてからが大変


リビングにいい匂い ۶クンクン♡

論は、御赤飯を蒸していた?


「おう紬大丈夫か?」 


「チッ大丈夫じゃなくしたのは

論でしょう。」   


「ん?ああ💦まあな痛いか?」


「痛くないはずないじゃろう。

これから咲姫と清代乃に

合うんだから・・・

歩け無いんだよ!

どうすんのイラッ」



「え?帰るの?」


「あっちが先約だし‼」


「そうかそうか

じゃあ待ってろ‼」


論は、浴室まで紬を抱き上げ

タップリお湯を張ったお湯に

紬をつけた。


「洗ってやる‼」


「い、良いよ!

恥ずかしいし。」


「何言ってる。

俺たちはもう恋人なんだから

それに紬のカラダは・・・な‼」



「あ━━━━ハイハイ

足の指迄洗ってネ‼」


クスッ開き直った紬は、足の指を

お湯の中でチョロチョロと動かした。


紬を風呂に入れた後、論は何やら

キッチンに籠り沢山の

料理を作っていた。

デカイタッパに何やら詰め込み

用意万端‼

紬と料理を、紬のマンションに

運んだ。


こじんまりした紬の

マンションまで送ると

部屋に入り手馴れた様子で掃除

洗濯家事一切をパパパパ


帰り際に今日の夜は

「皆で夕食べにおいで、迎えに

来るから」


「もう、怒ってないの?」

紬は、不安そうに聞いてみた。


「怒る?何で?」


「だって・・・」


俺と紬と、あの時のメンバーを集め

6人で楽しく食事をした。

彼女達は初め気まずそうに入って

来たが俺達は怒っていないと

言った。

それは紬が証明してくれたから

と言うと

「ごめんなさい、すみませんでした」と深々と謝ってくれたので

ヨシとした。




それから論は、毎日毎日

紬を説得し遂に紬と同棲する事に

なった。


毎日美味しそうなお弁当付き

で出勤。

紬のマンションは、其の儘キープ

親が来たり妹が来たり

同棲するなんて言ったら

スグ結婚、結婚と騒ぎ出しそうだ。





「紬可愛いぞ。

 愛してるよ。」


 「うん。私も大好きダヨ。

お弁当ありがと完食🍱」


ここまでキチンとライン送らないと、後々、長ーいお説教がある。


俺はこんなに愛してるのに…とか、

お前の事大好きなのに…とか、

紬だけのために云々…


後々めんどくさいから

その時々で、返しておかないと

イケメンの癖に拗ねる。


拗ねると長い。

まず、ラインが無くなる。

口をきかない。


帰って来ない!

紬が寝た頃御帰宅

紬が起きる前御出勤


だから紬の狭いマンションに帰れば

淡くって迎えに来てウダウダ




「お前!! マジで女かよ。

〇玉さげてんのか、ナヨナヨすんな!」

 と思う。


しかし会社では、鬼課長

 ?


昼過ぎ大江論から連絡がはいる。


「この間の合コンメンバーで

又あつまるらしいぞ‼

紬、来るよな?」



‼‼「えぇぇぇ、聞いてないよ。

この間は人数集めの

代理だったから

今日は呼ばれないよー

先輩達色々仕事押し付けて

来てたんだよ~」



「いいか、ぜーったい来いよ。

可愛らしくして来い‼


未来の旦那の危機なんだからな‼

頼んだぞ。」



押し付けられた残業が終わるともう

8時急いで化粧をして、

居酒屋へ向かう紬は会社とは

別人のかわい子ちゃん。


咲姫と清代乃は、もう居酒屋の前で

スタンバイ。


居酒屋の奥座敷から黄色い声が聞こ

えてきた。


「大江さああぁぁん。

飲み過ぎちゃったああぁん。」




「ありや~つかまったポイね。」

清代乃が呆れた声を出す。



「うん。今日お持ち帰りする

って張り切ってたモン。」

紬は、朝からの百合子先輩の

本気の気合いを目にしていた。



「どーすんの?

逃げられんの? 」

咲姫も清代乃も心配な様子。



清代乃も、咲姫も、心配していたが

他人事ではなくこっちが怪しく

なってきた。



「ねえ、一緒に飲もう。」

サラリーマン風のイケメンが寄って

来た。



「え、えぇぇぇ、困ります。」

紬は腕をつかまれて引き寄せられた。


「俺この子」


「俺こっち」

「俺この子がいいな。」



「えぇぇぇ、彼氏いますし…」



三人で詰め寄られ必死に断るが

詰め寄る体には勝てなくなり

引っ張られるままテーブルに着く。


騒ぎを聞きつけたらしきロンが座敷

から飛び出てきた。




さらに違うグループの男性が

紬達を助けに来た。

どこがどこのグループか

分からなくなる。ゴチャゴチャ

📣三密、三密

守ろうぜ!!






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る