君に夢中なオレ

第1話 見っかっちゃったよ～‼

🐝春爛漫。

桜が七分咲きの４月、暑かったり寒

かったり

寒かったり暑かったり。

服の調整に気を使う。

明日は会社近くの公園で花見の

予定が某ウイルスの為キャンセル。

某大手企業

梅迫　紬　22、

総務課

そして彼氏は、某銀行の課長。

大江　論29歳

彼氏とは、初めて人数集めの為

急遽呼び出され渋々参加した合コン。

席を空けながら4人で

座る、又次のテーブルを空けて

4人‼

密にならないように東京都の

決まりを守る。

1人のイケメンが私の横に座り、

ブスッと不貞腐れていた。

清潔感漂う彼はビジネスカットの

涼しい切れ長の目のイケメン。

身長は183だとか言っていた、

スノボーと、空手をずっとやって

いたが就職してなかなかやれない

だとか･･･なんとか・・知らんケド。

キャーキャー💕

先輩達の興奮する黄色い声が耳に痛い。

　　　　　紬「フウ～ンスゲー」

　　　　　ピコピコ、ピコピコ

大人の会話に疲れた紬は

はみ出してしまう。

だからイケメン論の背中に

隠れるように

オンラインゲームに没頭する。

そんな紬の様子を大江諭は

不快に思っていた。

仕事柄全体に目をやる事に

慣れている課長職の論

大体の行動を把握。

そんな視線に先輩達に目をつけられ

慣れてる紬は直ぐ気づいた。

　　　　慣れとゆうものは

　　　　恐ろしい！。

見張る方と

見張られる側・・・

「すっ、すみません、

　私じゃ面白く無いですよね。

　友子先輩には行かないって

　断ったのですが…え‥と!!

《ジロリ》」

　　　　ｺｯｺﾜ～

論の視線は真っ直ぐ紬にグッサ→→→

　　「え…と、あの…。」

あんまり歓迎されてない感が

モロ分かり。

大江論の不機嫌さに

気づいた先輩達は行動を起こす

ﾄﾞｹﾄﾞｹ紬ﾎﾞｶｯ

「ちょっと紬、

　すみません大江さん

　面白くない子で…ドンッ。」イテッ

　　　　　　　　　ﾄﾞ､ｹｯ

百合子先輩は

彼が実に気にいったらしく

ニコニコしながらアッチｲｯﾃﾛ

みたく紬を押しのけて彼に、

ライン交換とか

電話番号とか聞きながら確実に‥

彼狙い押せ→押せ→だった。

28歳～33？歳といった年齢の

彼女達はハイスペックな男を

狙っている。

紬にはメスライオンの集団に見える(๑✧∀✧๑)ゾッ

高学歴、高収入、出世街道

まつしぐらの今日の彼様たち。

某ウイルスが合っても婿探しには

時間の無い彼女達は、必死に

なりますわな～　

ふてくされていた彼、論も、

話上手な百合子先輩に打ち解けたのか、なにやら笑顔が出てきた。

流石、男アゲアゲ

箸なんか両手で渡してニッコリ！

そかそかそーかぁ‼

そうやれば、男って喜ぶのかー‼

笑顔、笑顔‼

伊達に合コンしまくってる訳じゃ

無い‼

キャッキャキャッキャウフフ‼

盛り上がってるのはあちら側で

つまんなかった紬は、

オンラインゲームを続けた。　　

いまじゃ、茅（かや）の外の紬は、

《ぃま、声が出せないの、ヨロシク》　

相手は小学生、五人

小学生と言えど中々上手い

まさか紬が小学生とオンライン

ゲームをしてるとは、誰も思わない。

向こうは黄色い声で

盛り上がっている。

勿論😷マスクは、必須‼

あの人、大江　諭、彼も楽しそうだ。

（のまま帰っちゃおうかな？)

背中を向けながらも、あちらは

和気藹々、彼の背中のおかげで

ゲームも出来る。

こっちはこっちで和気藹々。

小学生の男の子は一人ずつ入れ替わっ

ては消えて行く流石子供、宿題や

風呂といって、合コンが終わる

９時迄には終了。

カラオケに行くと言う先輩達に

(お前は帰れと目で合図される。)

サッサと洗面所に向かう各々

三十分位の御色直し

男性達も合コンで慣れてるのか

何も言わない笑

皆さん考えているのは今日の

お泊まり計画‼

誰が誰を狙うか会議中

チッ勿論、紬は企画外‼

ﾊｲﾊｲ リ

お色直しから帰って来た、ケバい

ネー様たちはシンデレラをポッポり

出した義姉の様に

シッシッと舞踏会ならぬカラオケ

へと御出立‼

紬は、合コン集団に別れを告げ

一人トイレへと向かう。

先輩達も紬に対して邪魔感満載。

大人の時間を邪魔しないで…テキナ

子供は早く帰りなさいテキナ。

ハイハイ!

帰りますとも。

別にに来たくて来たんじゃねっしー

おめーらが無理に

引っ張ったんじゃん。

、晩飯食いに来ただけだ

べ👅ーだ‼

タダだし

ブツブツ言いながらＷＣへと

紬もお色直し。

結わえていた髪をとくと、ふんわり

としたロング。

ポーチを取り出して化粧を直す。

花柄のワンピースに良く映えるように　　

赤いルージュを引く。

ジュニア白靴下も丸めて袋にin　　

大きな瞳は可愛らしく、さっきとは

まるで別人の紬が現れる。

五本櫛で髪を軽く梳く

大学の女友達と合流するため

ピンクのヒールを履き居酒屋を

注意深くキョロキョロ。

先輩達が出て、既に10分

もう大丈夫だろう。

人気の少ないのを確かめると

のつこり紬はトイレから出た。

中学生の頃からモテまくり高校に

入って当然彼氏もいた。　

つきあう男は、頭が良くスポーツマン

浮気上等で、人気者。

可愛いだけが取り柄の紬には矢張り

体の関係はほど遠く、彼を満足

させれない。

避けてしまうとやはり浮気されて後は

お決まりのコースで振られた。

そんな事も日常茶飯事

大学に入ると、

色んなサークルがあり

人伝に勧誘された。

其処で仲良くなった人達がいる。

　　　　週末を楽しむ会

？？…？

小さな物置みたいな部屋に通されると

普通の人達がいた。

皆ダテメガネをかけ少しダサい感じ？

話を聞くと、皆男に振られる人達

メガネを外し見せてくれた顔は

ワ、ワオ～!!

衝撃の美形　

顔では選ばれない本気の恋人を探す

のが目的。

幸せの鐘をならしたーい♡

顔じゃなく♡で射止めたーい♡

総勢10人、彼氏のいる人は入れない会

紬達が卒業する頃は噂の

サークルになっていた。

紬、咲妃、喜代乃の３人は

そこで知り合い卒業後の

今も交流がある。

しかしベールをかぶったままじゃ

楽しめない。

おさげ、眼鏡、ブリ投げて

本当の紬が顔をだす。

たまに素を出して楽しむ！

月に二度程はっちゃける。

`

コツコツコツヒールの音を響かせ

紬はトイレを出た。

まるで薔薇のような華やかな紬に

居酒屋で飲んでいた

サラリーマンや男達は、皆、

見惚ている。

梅迫　紬

彼女が店をでると･･･うっ!"な、な、

なんと‼‎( ⊙⊙)!!

予定外な事が待っていた。

　　　　「大江 諭？？なぜに

　　　　　カラオケ？は？」

紬が目立たない訳がなく？

諭の人睨みに動けなくなる。

「忘れ？もの？」ﾃﾞｽｶ?｡

　　紬の口を突いてでる。

「ふっ

　　･･･やっぱりな!!

お前・・・探したぞ‼」

　「ウッ、覚えて･･･ﾏｼﾀ?」

そう１ヶ月くらい前、

いっものメンバーで

食事して、バーに飲みに行った。

目当ては、ハイスペック男子！

其処で３人の男の人と知り合い

楽しく呑んだ。

凄く紳士的で大人で優しかった。

携帯番号聞かれ…なあなあと誤魔化し

トイレといって、隠れて精算しても

らいスタコラサッサと３人で逃げ出した。

電話番号はおしえ無いルール。

だってこの時間AM1：00

悪ぶって、遊んだ割に３人とも

男を知らない。

昨日今日合った人と、一夜を

共にするなんて･･･無理です。

つてことで３人でコンビニに行き

お酒少ししか飲めないから

ソフトドリンク＆スイーツを買い

紬のマンションでお泊まりになった。

バーで合った男達を肴に

ε=ヾ(*~▽~)ノ

キャーキャー言いながら楽しんだ。

ハイスペックな男達を弄び‥ってかあ

お話して楽しむだけだけど

男達はその先を狙っている。

そこを逃げ切るのが何故か快感に

なっていた。

後の事はシラナ～イ。

テキナ快カーン！

その先を狙ってた男達を

ガックリさせて気分はスーみたいな!!

食い逃げ、飲み逃げ

男をその気にさせて

トンズラ٩(¨*)ว=͟͟͞͞ ｼﾀﾀﾀﾀｯ……

それが変な快感となり癖になり

やめられない！

いつかはこんな日が来る事を

想像しない事も無かった💦

天罰降臨か‼

男を馬鹿にすると酷い目に合う‼

まさに今がその時・・・か？

スーツを着こなした彼はジワジワと

近ずいて来る。

冷えた笑いに足がすくむ

(.;ﾟ;:益:;ﾟ;.)

　　ｳｳｯヤベー;ｶﾅﾘヤベー

「どした？この間みたいに

　隠れて逃げないの？」

彼は腕を組みながら入口近くの

壁に寄りかかりニヤリ

「えっと…どなたでしたっけ？」

一応、無駄な抵抗と知りつつも

面トボケ(つらとぼけ)してみる。

やれる事は何でもヤル‼

「しらばくれるなよ

　梅迫　紬、名前だけは

　嘘じゃなかったな！」

┣“キ┣“キ心臓がハンパない！

「あの時確か28？ってたっけ？

　本当は何歳！」

タラタラタラと半端なく流れる汗💦

　　「人違いです～ ;°;ω;°;では

　　　急ぎますし･･･」

振り切って通り過ぎる紬の手をガシッ

「まあ、聞けよ！

俺たちは真剣だったんだ

　謝れ、男心をもて遊んで平気なんだ

な！💢お・ま・え‼」

「悠人はな、清代乃ったっけ？

　あの子に惚れちまって

　大変だったんだぞ💢

　アイツ彼女に浮気されて…

　立ち直ったばかりだったんだ‼

　もう女は信じれなくなったんだぞ

　どうしてくれる？💥💢💥」

　　　「?と言われても…✘﹏✘ა」

「このぉ(怒)性悪女め!!謝ることも

　出来ないのか？💢」

イケメンの完璧にイッてる顔は凄み

ハンパない！

目が座って迫って来る…

　　　　　　　　　ｺｴｴｴ

　「ゲゲゲ…悪う御座いました

　　すみません。

あの時の飲み代は、お支払い

します。

　　でもコッチにも事情がぁ

　　 あってって言うかぁ～」

かなり怒った大江諭は紬を捕まえて

「どうせ、男と待ち合わせだったんだ

ろ遊び人め、何人男がいるんだ！

　　　　　　ゴラアああツ(怒)(怒)」

　「け、警察呼ぶから…」

紬は小さな声で脅してみたが

効き目無し‼

「警察？　おおう上等だ!!

　呼べよ！

こっちも好都合‼」

　　　「ち、ちょっとトイレ…」

「今度は逃げても、

勤め先分かってるからな総務課の　

梅迫つ・む・ぎ・」

　　　　　　　OωO;ﾊｨ。　

　　　　　　ﾜｶﾂﾃマス！

.｡oOどっ!!どしょー

どっしょー

イケメンｺｴｴｴ

兎に角行けなくなったと2人に

伝えないと・・・💦

「ﾓｼﾓｼ紬だけど、用事が出来て

　今日行けなくなった↓ゴメン明日

昼間電話するね。」

手短に連絡して怒り浸透の、大江諭の

待つ入口へと向かう。

大事な友達には手を出させない！

ニヤニヤ不振な笑いを浮かべ

顎で、コイと指図をする。

もう観念した紬は、彼の後をついて

行くしかない。

身売りする江戸時代の町娘気分‼

腹をくくるしか無い‼

タクシーを止めて、また顎で

クイクイ

素直に乗るしかない。

彼は逃げれないように後ろに

スタンバイ!!

そこ迄しなくても逃げませんってバ‼

車は繁華街を抜け、

ベッドタウンらしき郊外に出た。

カーブを曲がると、

たかーい高いマンションに付いた。

世に言うタワマン？ってヤツか？

もう紬は、覚悟を決めた。

大江諭にも素性が分かってるように

紬にも彼の素性が分かっていた。

自分の遊び人を否定するには…

方法は一つ！

いつかはこんな日も来ると覚悟は

決めていた。

彼が浴室に入って行った！

ソファーをグリグリ引っ張って

椅子をてんこ盛り。

隠れる場所を探し、カーテンに

グルグル!!

ガターン、ガターンと音がしてる。

　　　　　　　　ヤバヤバのヤバ

　　「出れるんかいスゲー吃驚！」

部屋を出るにも、何処か分かんないし

後が怖いし

今も怖いし…

バックも彼にしか届かない

棚の上にあるシー。

悪あがきでも、しないと

　　　　あ!!

しても一緒か‥

一緒だワ。

アア━━━━━終わった！ガクッ

仁王立ちの大江諭がカーテンをツン

ツン凄い力で　　バササーッ　　

と開かれ、グリーンのカーテンは

サワワと揺れた。

ああ、閉店ガラカラな気分。

目を両手で隠し人差し指と親指の

隙間から彼を除くと

引き締まった体に濡れた髪、

ふかふかタオルで

フキフキしながら何事も無かった

ように･･･

「風呂、はいれよ。」

　　　　「ハ！！ハイ。」

叱られた野良犬の様に

シッポ巻いてスゴスゴスゴ

🐾🐾🐾🐾