赤い館の秘密
☆STEP 1
まずはディズニー好きよりも海外ミステリ好きのほうが正答率が高そうなクイズから。
“クマのプーさん”の作者は誰でしょうか?
正解はA・A・ミルン。そのミルンの書いたミステリが『赤い館の秘密』です。ミステリといえば血と犯罪の悲劇というイメージが強いでしょうが、この作品はなんとも不思議な味わいで、余裕のある人の知的な読み物という感じがします。
では、英訳作業に入りましょう。
まず「赤」は【red】で確定。「館」も実にミステリっぽいワードです。とりあえずは【house】で。住めれば同じだろうという発想が惨めですが【big house】だともっと惨めなので。
今回は順調です。「秘密」もミステリには付きものの言葉。【seacret】でしょう。パーツが揃ったので後は整理するだけです。
☆STEP 2
というわけで……
“The Seacret of Red House”
で、どうでしょうか?
☆STEP 3
正解は……
“The Read House Mystery”
でした。
お、【house】であっている。そして【seacret】ではなく【secret】でした。てっきりLとRの違いかと思いきや、Aが余計だったのですね。
ん?どこ行ったんだ、秘密は。
そう言えば、クイーンの国名シリーズの原題も“The 国名なんとか Mystery”のパターンなのに邦訳のタイトルは版元により「謎」と「秘密」にわかれているのでした。
だからまぁ【mystery】と「秘密」を対応させるのに今さら文句もないのですが。
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