五十一番目の密室
☆STEP 1
まず作品の選出にあたって一言。以前にちらっと書いたかもしれませんが、この企画は英語学習のためのものですが、同時に面白いミステリを紹介しようという側面もあります。取り上げる作品はできれば文庫で現在も容易に手に入るものにしようという考えもあります。今回、その点でちょっと苦しい。
作者はロバート・アーサー。子ども向け作品のものをのぞけば、単独の短編集はおそらくないはず。アンソロジーか雑誌かにあたっていただくほかない(はず)。筆者の調べが行き届いていなくて五誤った情報でしたら申し訳ないのですが。
さて、英訳に入りましょう。
まず「~番目」。しばらく頭を抱えた後で【~th】という表記があったことに思い至る。「5周年記念」みたいなときに【5th aniversary】みたいな表現があったはず。ならば「51番目」は【51th】でしょう、きっと。
そして今回も登場した入試・ビジネス・トラベル英語の単語帳にはまず載っていないであろうミステリ用語。さすがに「密室」は試験に出ないでしょう。【rocked room】だな、と出てくるのも東大生ではなくミステリマニアのほうが多いでしょう。
☆STEP 2
ということで……
“51th Rocked Room”
……で、どうでしょう?
☆STEP 3
正解は……
“The 51st Sealed Room”
でした。
あれ? 【sealed】なんだ?
ちょっとこの辺は興味あるので、後で加筆修正したいと思います。
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