【3章終了キャラクター紹介】①

【レッド・ハバネロ】

 言わずと知れた主人公。

 王国の公爵、おまけで赤騎士。

 王国の王に「君、処刑ね?」と言われたら処刑される程度には詰んでる。

 戦後処理やらゴタゴタして王がモタモタしている間に大公国を接収に向かっている。


 ハバネロ公爵家唯一の公爵。

 両親はすでに死亡。

 謎の記憶、ゲーム設定だけが記憶として残り、それ以外の記憶は残っていない。

 何やら秘密がありそうだが?


 物語開始時点で自身を転生者と思い込んでいたが、時が経つごとにそんなものはないと再認識。

 そのため、ゲーム設定の記憶の不自然さに戸惑う。


 愛剣は滅剣サンザリオン2。

 1はどうした、とは言わないように。


 ユリーナLOVEだが、どうにも伝わっていない感じ。

 懐にいつもユリーナの絵姿とユリーナから貰ったネックレスを持っている。

 メラクルに対してどう思っているのかは不明。


 能力Aだけど奇策を仕掛けたりで、割とせこい。

 悪逆非道の噂により評判はすこぶる悪いが部下には慕われている模様。

 メラクル曰く、真面目か!

 ……と言うぐらいには真面目らしいが自覚はない。


 意外に思われるかもしれないが責任感が強い。

 その責任感が反乱勢力の居たラビットたちの街を焼き払うことに繋がったのは、皮肉と言える。


 ここに来てハバネロがどんなやつだったか考えてみた結果、能力云々はともかくとして、ユリーナバカで他の事は自分のことさえ割とどうでもいいやと思っている……あれ? 最初から何も変わっていない?


 書くとキリが無さそうなのでこのぐらいで。


 ・ゲーム設定内

 悪逆非道の公爵……とされていたが、同じく真面目で詰んでいた可能性がある。

 婚約者のユリーナを愛していたようだが、最期までバラすことなく謎の装置と共にサンザリオンXの暴走により死亡。



【ユリーナ・クリストフ】

 大公国の大公姫。

 ハバネロの婚約者。

 3章終了直前まで、ハバネロをどう思っているか不明であり、一説では別に男が居るんじゃないか、ぐらいに思われていた。


 実態は真面目な委員長タイプで自分の本音を口にするのが苦手であり、自己評価は低い。

 反面、覚悟を決めたら一直線、一切迷わない。


 ハバネロにドロドロに堕ちており、ぶっちゃけ、愛に生きるかなり重い女。

 きっとハバネロは泣きながら大喜びする。


 メラクルとは主従を超えた親友。

 メラクルも似たような重い宣言しているのに、あちらはポンコツが先行して重い女に見えない不思議。

 愛剣グリアネス。

 能力B


 今はツッコミタイプだが、とあるポンコツの親友なだけあって、ポンコツ因子は濃い模様。

 今後に期待。


 ・ゲーム設定内

 特に変わらず。

 ゲーム設定内ではハバネロ公爵に堕ちる前に、完全に敵対したのでドロドロにはなっていない。

 ゲームヒロインの1人のようだが?



【ポンコツ娘】

 ……ではなくメラクル・バルリット。

 3章終了時点でハーグナー侯爵の養女となったので、メラクル・ハーグナーでも可。

 大公国のバルリット騎士爵の三女。


 茜の騎士にして大公国の元聖騎士で、公爵家のメイド兼騎士兼愛人(偽?)で、アイドルにして英雄と属性が増えるだけ増える奇怪な存在。


 ユリーナとは親友。

 お茶を入れるのが上手。

 色々あってハバネロのところに転がり込む。

 もはや説明不要。


 初期プロットでは、清楚で大人のお姉様でユリーナの護衛兼侍女であった。

 どうしてこうなった。


 第8話にて、いきなり茶を飲もうとしだしたところで、作者が「あれ?」と思った時には今のメラクル・バルリットが登場していた。


 何をするか分からない。

 何故なら元々設定に居なかったのだから。


 元々のお姉様の侍女は第1章にて死亡予定だった。

 しかしこのポンコツ娘に至っては、崖から落ちて不屈の精神で作者の魔の手を叩き潰す。


 崖から落ちた瞬間、「あ、こいつ死なねぇや」と作者に思わせるほどのシリアスバスター。

 再登場が早かったのも作者の計画ではなく、メラクルの意思。


 いつからポンコツ娘になったのか作者にも分からない。


 探したらなんと12話でポンコツ娘とハバネロが言い出した時から。

 それぐらいなんでこうなったか分からないポンコツ娘。


 もはや作者にも、このポンコツ娘を始末する方法は分からない。

 きっと逆に作者が始末される。


 ・ゲーム設定内

 ハバネロ公爵に取っ捕まって、ハバネロ公爵の知らない間に廃人にされた。

 だからゲーム設定の世界は滅びたんだと思う。


 ・おまけ

 3章終了時点でハバネロへの好意らしきものをついに吐いてしまった訳ですが、その想い自体は突発的に現れたものではありません。


 彼女が恋を自覚しているのが分かるシーンがそれなりに前にさらりとあったりします。


 ただし、その後のポンコツが可愛く見えてしまう呪いにかかるかもしれませんので、自己責任でお願いします。


 ポンコツに注意( ゚д゚)



【主人公】

 ゲームでは、青い髪の主人公ラビット・プリズナーが旅の途中、偶然、聖剣ラビッシュブレイブを手にし盗賊に襲われた村を救おうとするところからゲームが始まる。


 そこに調査任務で密かに訪れていたユリーナ・クリストフ大公姫と出会い、村を防衛しながら盗賊を討伐するところが第1話となっている。


 なお、その聖剣ラビッシュブレイブが何故その村に安置されていたのか、ゲーム設定は明かしていない。

 能力A


 ……ところが、この流れはいくつかの齟齬そごを生んでいる。


 ハバネロのゲーム設定内の記憶では、主人公はリューク、聖剣の名前はプレイアである。


 リターン0で示された記憶は誰のものか?

 そして青髪のはずの主人公が、ガイアの記憶では赤髪であること。

 これらの記憶の違いはどこから起こっているのか?

 主人公の正体も含め、未だ謎のままである。

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