第4話 切って落とされる


真っ白な部屋があった。




床も壁も天井も施されている装飾まで一様に白。




やたら高い椅子がいくつか乱立している。それぞれ上に人型のホログラムが表示される。顔は分からない。




その中の一人が喋る。




「遂に始まったな」




別の声が答えるように響く。




「そして遂に終わるのだ。奪われた杖を再び我らが手中に」




そこに一人の男が歩いてきた。




「全てはこの世界の為に。聖槍、今ここにあり」




驚く声が響く。誰かが言う。




「そうか、既に書は次の章に進んだというのか」




また別の誰かが言う。




「すばらしい!」

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