第69話 温泉旅行 その3
おいしい料理を食べる。
船盛をはじめとする海の幸や山の幸がたくさん出てきて俺たち一行は腹いっぱいそれらを食べた。
ちなみにカナタと妹は浴衣姿である。
浴衣つまり、一枚脱げば全裸というなんともエロイ服装である。
妹は貧乳だからあんまり魅力はないし、食事後の対戦ゲームフロアでメスガキよろしく、「ざぁこ、ざぁこ」と生意気な口調で言うのだ。
俺はむきになってゲームを頑張る。
そのあとはカナタの浴衣ごしにどこに乳首があるのかをあてっこしたりした。
「乳首当てゲーム……ってえぇええええええええ!?」
「うへへ、すぐに快楽の園に連れてってやるよ」
「うぅ、ソウタのバカバカ、変態!」
「うひひひ、さぁてどこだろうなぁ、カナタの乳首様は」
なお、乳首をあてると過去最大級のビンタを食らいました。
おうふ。
「じゃあ、気分転換に卓球しようぜ」
「卓球?」
「最初はカナタと我が妹だな」
「負けたほうがフルーツ牛乳奢るってことでどうかなぁ」
妹が提案をする。
「よし採用」
俺はすぐにグッドサインを出す。
そして卓球の試合が始まり、ぱっこんぱっこんと玉を打ち付ける(意味深)。
「えい」と妹が言う。
「そりゃ」とカナタが言う。
「………………」
俺は無言で宙を舞う卓球の玉を目で追い続ける。
ふと対戦している両者の服装を見ると、カナタの浴衣が着崩れており、谷間がすごいことになっている。
対照的に妹は貧乳なので、服の隙間から見えてはいけないものが見えそうになっている。
うーん、何この絶景。
カナタの谷間に汗が流れる。
妹のうなじがなんともまぁ色っぽいですねぇ。兄弟だから欲情はしないが。
…………カナタの谷間を見ているだけでなんだか体が熱くなるなぁ。
「次、カナタさんとお兄ちゃん!」
「えぇ、疲れたよぉ」
「ということで妹よ、勝負だ!」
「うん、いいよ、お兄ちゃん!」
容赦なく叩きのめしました。
「うぇええええええええええん」と妹は泣く。
「ちょっとソウタ、少しは手加減しなよ」
「だが、断る……お詫びにフルーツ牛乳は俺がおごろう、つぎはカナタ、貴様だぁ(疲労後にやってくる謎テンション)」
「うん、わかった、妹ちゃんの敵は私がとってあげるね」
その後、三十分の激闘(俺は息抜き程度、カナタは全力)の中で俺はカナタの揺れる谷間を観察する。
妹がジト目でこちらを見ているがやがて、飽きたのか俺の財布から120円をとって、フルーツ牛乳を飲み始めていた。
そろそろ終わりにしよう。
「くらえ、必殺、バストシュウウウウウウウウウウト」
カナタの谷間にすっぽりはまるようにスマッシュが放たれる。
スポっとカナタの胸の谷間にボールが入る。
「よっしゃああああああああ」
「もう、いっつもソウタは私の胸をおもちゃにしてぇ!」
「俺がいつそんなことをしたのかなぁ」
「胸に手を当てて考えなさい!」
カナタは俺の前にやってきて腰に両手を当て怒るポーズをする。
ぷるんと垂れる巨乳を見て俺は思わず、カナタの豊満な胸を揉んでしまった。
もみもみ。
「いやああああああああああ」
楽しい温泉旅行だ。
温泉前より怪我が増えた気がするのは気のせい。
……うん気のせい。
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