第68話 温泉旅行 その2

 当然のごとく、高校生なので混浴の温泉には入れないのだぁ(失望)。


 まぁ、日頃の疲れ(意味深)をとるとしよう。


 高級な檜風呂に和風な照明が四方に配置された贅沢な緑のお湯。


 さっそく俺は裸となって入る。


 「あぁあああああああああ」


 おっさん臭いため息とともに疲れが湯の中に溶けだすのを実感する。


 学生でも学生なりに大変なのだ。


 今は高校生活としてもかなり大事な年。


 しっかりと今日はのぼせない程度に湯船につかるとしよう。


 「わぁ、カナタさんのおっぱいでっかあああああい!?」


 「そんな大きな声で言わなくても」


 「だって、今、私たち二人きりだよ。貸し切りだよ!」


 「そんなにはしゃがなくても……」


 「お肌もすべすべだぁ、触ってもいい?」


 「もう触っているけど……別にいいよ」


 「うりゃ」


 「ひゃあああああああああ」


 「うりうり、おっぱいやわらかぁあい」

 

 「うぅ、やめて、やめてくださいぃ」


 ふぅ……どうやら妹がカナタにセクハラしているらしい。


 さすがは我が妹、侮れない。


 俺は入浴中、鼻歌を歌う。


 自分でもわかるくらい上機嫌である。


 「わぁ、カナタさんの脇とあそこ、すべすべぇ!」


 俺は思わず吹きだす。


 「うぅうううううううううううううう、いやあああああああああ」


 さすがのカナタも今頃両手で顔を隠しながら赤面しているだろう。


 「お兄ちゃん、聞こえた、カナタさんのあそこはぱいぱ―――」


 「わああああああああああああああ、わああああああああああ!?」


 「そっか―――(棒)」


 「もう、ソウタも妹ちゃんも嫌い!」


 ※ ※ ※ 


 それでもカナタたちはなんと1時間以上も温泉を楽しんだという。


 ほのかに赤くなっている肌が何とも色っぽいですねぇ。


 「そ、ソウタ……妹ちゃんの言ったこと覚えている?」


 「知らないぞ、怪人つるぺたまん、ふごぉおおおおおおお!?」


 「やっぱりしっかり聞いてるんじゃない、ばかああああああああ」


 今日のパンチは一段と切れがいいなぁ(すっとぼけ)。


 ちなみに牛乳を一気飲みしているカナタの喉から胸の谷間にかけて牛乳が流れていく様子はなかなかに色っぽかったです。


 はい、現場からは以上でありますうう(興奮)。



 



 


 


 

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