第62話 しょうもない日常とセクハラ パート2 

 俺はカナタをお尻ぺんぺんする。


 「カナタは悪い子だねぇ」ぱぁん(お尻を叩く音)。

 

 「うぅ、ごめんなさいぃいいい」


 カナタの服装は都会っ子のように生地が薄いショートパンツなのでお尻の感触がじかに伝わってくる。


 四つん這いになっているカナタのおしりをぺんぺん。


 あとは抱きしめあってそこからかるぅくお尻をぺんぺん。


 カナタの顔は真っ赤だし、なんだかいい匂いがする。


 「……もしかして感じてる?」


 カナタは首を横に激しく振る。


 「は、恥ずかしいだけだよぉ」


 我ながら何をやっているんだろう。


 きっと受験勉強で疲れているんですねぇ。

 

 それはともかくカナタのお尻を高速でぺペペペペと叩く。


 数分後。

 

 俺は涙目になっているカナタの頭をナデナデ。


 「うぅううううううううううううううう恥ずかしかったよおおおおおおおおおお」


 バカバカバカといって俺の両肩をポカポカポカ。


 あっ今回は割とマジで恥ずかしかったパターンですね。


 「ソウタの変態変体変態へ――――んむぅ」俺はセリフの途中でキスする。


 「悪いな、カナタがあんまりにも可愛くて、ついついいじめたくなっちまった」


 「おにいちゃん、マジでいつか痛い目見るんじゃないの?」


 妹が養豚場の豚を見る目でこちらを見ていた。


 カナタは、この後、しばらく口をきいてくれませんでした。


 生まれて初めて本気の土下座をしました。


 ———続く?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る