ハロウィン
第44話 ハロウィンでウィンウィンな関係 その1
今日はハロウィンである。
日本ではコスプレしたりお菓子をたくさん食べたりする。
あと、やたらとカボチャの商品が増える行事である。
今日はカナタには家でハロウィンコスプレパーティをすることを伝えてある。
どんなコスプレを着てくるのだろうか楽しみだ。
……めっちゃリアルなゾンビのコスプレとかは勘弁してほしいものだが。
俺の家の呼び鈴が鳴る。
「はーい」
「ハッピーハロウィン♡」
小悪魔的な声がたまらないなぁと思いながら俺はドアを開ける。
「………………」
俺はあまりの可愛さに絶句した。
それは吸血鬼のオーソドックスなコスプレだった。
黒一色のドレスで胸の谷間が見えている。
目はカラーコンタクトで赤となっている。
頭には黒のシルクハットがついて、吸血鬼特有の小さな翼と鋭い歯が見える。
「お菓子くれなきゃ…………いたずらしちゃうぞ♡」
とりあえず外は寒いので家に入れる。
俺は無言で彼女を家に入れてドアを閉める。
「はい、お菓子」そういって俺はお菓子を彼女にあげる。
「あ…………うん、ありがとう…………どう、このコスプレ?」
「めっちゃ似合っている」
「やった♡」
しぐさが吸血鬼というよりはサキュバスみたいで理性が壊れそうだった。
————続く。
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