第23話 夏休み その2
その後、実は昆虫が好きだというカナタと一緒にカブトムシを探して、白ワンピのカナタを肩車した。
お尻と太ももの感触を楽しみながら俺はカナタがでっかいカブトムシをとるのを手伝った。
その後、一緒に棒アイスをかじりながら、ぽたぽたと胸の谷間にアイスの汁をこぼすカナタのエロスにくぎ付けになってカナタに怒られた。
公園ではしゃいで、滑り台にはまって羞恥に顔を赤くする彼女を助けたりした。
雲一つない青空とすがすがしい空が俺とカナタを見守っていた。
夜。
花火をしながら、時間というものがあっという間に過ぎ去ってしまうことを痛感した。
それは彼女も同じようで、花火の光だけで照らされた彼女の笑みはどこかはかなげだった。
花火を片付けた後、
「ねぇ、目をつむって」
「お、おう」
服を脱ぐ音が聞こえる。
「いいよ、目を開けても」
おれがゆっくりと目を開けると、カナタは白のビキニ姿を見せる。
「……どう?」
「なんか……綺麗だ」
「~~~~~っ」
月の青白い光に照らされる彼女は本当に人魚のように綺麗だった。
「一緒に泳がない?」
「あ……あぁ」
彼女に手を引かれ、俺は夏の海へと吸い込まれていった。
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