第12話 疲れた体に、一本〇足。
カナタの家にご家族の許可を得て、お邪魔させてもらう。
カナタは自室の自分の机ですぅすぅとうつ伏せになり眠っていた。
部屋着はかわいらしく豊かな胸が静かに上下してなかなかのエロス。
それはそうと、目のくまがひどいなぁ。
声優業は厳しい世界だからなぁ。
詳しくは知らないけど。
俺が立ち去ろうとすると、彼女は俺の服を弱弱しくつかむ。
俺は静かに座り直し、彼女の頭を撫でた。
すると、寝顔が幾分幸せそうになっていた。
しばらく頭を撫でると御夕飯の時間だ。
「おい、カナタ、ごはんだぞ~」
「ごはん~」
そう言って彼女はむにゃむにゃと俺の服の袖をくちゃくちゃする。
こらこら。
致し方ない。
俺は深く息を吸った。
そして、カナタの背中に優しく指をつぅーとなぞり、耳に思いっきり息を吹きかけた。
「~~~~~~っ」
彼女はエビぞりになり、耳を抑えながら立ち上がる。
「えっ?えっ?なんで、ソウタ、えっ?」
「よう、ご飯だぞ」
「あっうん……ってええええええええ」
「お邪魔したな」
「い、いつからそこに……」
「ん?お前がおまたを無意識に弄り始めたところから」
「う、嘘」
「うっそぴょおおおおおん」
彼女は顔を真っ赤にしてビンタの体制に入る。
えっ。
こんな時にでも入れる保険があるんですか?
—————ひでぶ。
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