第5・6話 体育の授業中。

 1年と2年の合同の体育の時間。

 

 女子と一緒の体育の時間。


 俺はスポーツを楽しむ。


 元々運動神経はいい方なのだ。

 

 カナタのぱいおつはバレーボール並みだった。


 男子の視線にさらされ、赤面しながらバスケットボールを持つ。


 体育の休憩時間中、俺は彼女に絆創膏を渡す。


 「えっ私、どこも怪我なんてないけど」


 「乳首、ビンビンに勃っているぞ」


 俺は彼女の耳元でささやく。


 「~~~~~~~~~~っ」


 俺から絆創膏を奪い取り、急ぎトイレに駆け込む彼女。


 うん、いいことした!


 その後、一日彼女は口をきいてくれなかった。


 放課後一緒に帰るときに頭を撫でたら、涙目で唸った。


 子犬かよ。


 「大丈夫だよ」


 「何がですか?」


 「お前のビンビン乳首に気づいたの、多分俺だけだから」


 「バカぁああああああ」


 「あべし」


 女性のビンタって物理的ダメージより、精神的ダメージの方が大きいんだよね。


 なぜだろう。


 ぐふっ。


 俺は彼女のビンタでフィギュアスケート選手のようなきれいな回転を見せて倒れた。

 「ソウタ君のエッチ!」


 

 

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