第2話 膝枕

 彼女ができたら、好き放題で斬るのが童貞男子の単純思考回路なのである。


 「膝枕してぇええええええええええええ」


 「えっでも」


 「えええええええんえええええええええん」


 赤ちゃんの泣き声のまねをする目つきの悪い男子。


 周りからみたらさぞ地獄であろうが、ここは誰もいない学校の裏庭。


 ふひひひ、さぁどうするよ、罰ゲーム告白なんだから今ばらしてもいいんだぜ?

 

 「おお、よちよち、膝枕でちゅよぉおおおおおおおお」


 「ふんぎゃあああああああああ」俺は興奮してより一層なく。


 「ど、どうしたの!?」


 「…………ふう」


 「でも変なにおいとかしない?」


 「焼き立てのパンのようなにおいがする」


 「いやぁああかがないでぇええ!」


 仰向けになると彼女の巨乳が見えた。


 ていうかそれしか見えん。


 俺は天を仰いだ。

 

 俺のあそこも天へと駆けのぼった。


 「ううううううぅううううううううううううう」と彼女は泣きそうだ。


 手持無沙汰になったので彼女の胸のあたりをくりくりしながら弁当をアーんしてもらった。


 …………あとでファンに殺されるが、だって罰ゲームで告白したんでしょう?


 好き放題やってなんぼじゃろがい!


 


 

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