第142話 「母親を陰謀論で失った」の感想
「母親を陰謀論で失った」(KADOKAWA)という本を読みました。noteに書かれた体験談を元にしたコミックエッセイです。
え? KADOKAWA? 私もここで夫の陰謀論者ぶりを書いてるのになぜ拾われないんだ! やはり「ネタにしないとやってらんねえ」とブラックユーモア混ぜてるのがいけないのか、って冗談はおいといて、読んでいて胸が痛くなりました。
細かい部分は違えど、のめり込み方、怒りっぽくなるし、こちらが否定したり正しい情報を言おうとすると怒鳴る!(余談ですが、人は図星を指されると激昂するらしいです) 「真実を知った」やらイベルメクチンを盲信する。まあ、夫はYou Tubeはディープステートではなく「虎ノ門ニュース(消滅したから伏せ字無し)」で、某国の仕業と信じてましたが。
もう何から何までうちの夫です。
細かな違いを言えば、ディープステートでなく某国の仕業、反マスク団体デモには不参加(参加したら政治的デモと誤認されたら処分モノのお仕事だから)、アビガン信者からイベルメクチン信者になったけど、それを個人輸入しなかったことですが。
エッセイにもあったように特定の国を悪し様に言うところはそっくりです。
友人に相談しても分かってもらえなかったのも似ています。私の場合は愚痴と思われて縁を切られました(現在その部分は本人から縁切りの際に『勝手に書いて気持ち悪い』と抗議を受けて非公開)。
正直なところ、共感できるところが多くて、胸が痛くて苦しくて過呼吸と動悸がありすぎて寝込んでいました。今は、私を支えている浦和レッズの試合のために起きてますが。って、負けてしまったやん〜!
この方が開いているオンライン座談会にいつか参加したいものです。でも、きっと本を読んだ同じような境遇の方のDMが殺到しているだろうから、多分難しいでしょう。ここで淡々と出来事と参考にならないかと読んだ本の感想を書くことを続けていきます。
夫は信じたいものしか読まない(陰謀論者に限らず人はそんなもんです)ので、虎ノ門ニュースの面々の人や百田○樹や竹田○泰、門田○将などの右側の人の本や裏付けが乏しい本しか読まないから、このコミックエッセイも置いても読まないだろうな。
とにかく、家族や友人が陰謀論に染まっている方は一読するのがいいでしょう。解決策はないけれど「自分だけではない」と安心できるかもしれません。
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