第121話 あれからの夫、達見さん模索中
とりあえず謝罪はいただきました。何故か高級ケーキ付きで。
まあ、今回は夫帰宅時には発熱、私はその間は買い物以外引きこもりだから、夫が持ち込んだのがハッキリわかっていること、私はその日の夜にコロナと認識してスイッチや便座をアルコール消毒していたのに、夫は月曜日までコロナと認めず洗面台を雑に扱っていやがったところとハッキリ犯人と感染経路がわかったからなあ。あれ? また荒んだ言葉が混ざってる。
まあ、数泊の共同生活なんて絶対に拾ってくると確信して準備して鉄壁ディフェンスのはずが、夫の謎の過信と安全性バイアスのためにぶち壊しになった訳だ。
そして「ワクチンは十年くらい経って安全性確認取れたら打つ」とまだほざ……のたま……主張してます。
そんなにT田さん達の方を信じるのがわからん。医者でもないのに。というか、その間に何回も罹患して脳みそ萎縮しまくって、血栓詰まって脳だか心臓にくるわよ(治療薬開発されればまた別だが)
今回の件でウイルスの本を複数、フラジャイルなどの医療漫画など読んでいて思ったのは「なんでも百%はありえない」こと、例えば九九人に効いて一人が効かなくて助からなかったとしてもメリットが大きいからリスクもあると採用する。
未開発なら既存の薬で対応する。そして、それが正解かどうかわからなくても、苦しんでいる患者が目の前にいる以上はやらなくてはならない。
今回のワクチンも経緯やデメリット(接種後の心筋炎リスクもあると医療関係者は言っている)を言っているのを見ぬふりなのか知らないのか、一部マスコミで「ワクチン後遺症」を騒ぐ。既存メディア信じないくせにネットで騒がれ始まると、夫は反応する。(第52話参照)
法律だって正解無いやんっ! ミステリの資料として刑法の本探してたら「結果無価値論」と「行為無価値論」となんで二種類あるのや!と、早々に挫折したし、民法だって時代の流れや判例で意味合い変わるし、正解がないのに、人はなぜ正解や断言を望むのだろう。
やはり騙されやすいのか。で、そのデマ類が破綻してくると都合のいい脳みそなので「そんなことは言ってない」となり、新たな反ワク騒ぎに飛びつく。イベルメクチンもあんなにヒートアップして推してたのに本当に言ったことを忘れてます。
だから備忘録兼ねてエッセイ書いているのですが。
最近はコロナ後遺症のことを取り上げたニュースの中でゲストの医師が「インフルエンザと違ってコロナには後遺症が……」と言った瞬間にひろゆきの『はい、論破』の口調で「インフルエンザにも後遺症ありますー、はいこの医者ダメ」と言い出した。インフルエンザ脳症のことかな? 確かにあれは後遺症の一つだ。でも、だからといってひろゆきにならなくても。
いや、私はネットニュース以外の情報収集の一つとして見てるから論破されても。あ、夫の嫌いなチャンネルだからか。サッカー中継や番組があるから私はスポーツ分野では好きなのですがね。
しかし、夫はどの方向(の陰謀論)へ向かっているのかわからなくなってきた。
オミクロンだから咳や喉で済んだけど、咳が続くと気管支が弱るのだよね(経験者)。その辺り心配なのだが、最近の夫は“親ワクチン派”の私に心を閉ざしてますから何を聞いても「答える義務はない」と。
動画も私の前では趣味系見てますが、○ノ○ニュースもなんとかさんの政治批判チャンネル観てるのは知ってるし、統一教会と政治家ズブズブ問題も「○○党だって宗教団体が母体じゃないか」とすり替えてくる。
少なくともスピリチュアル系陰謀論には興味無いから、製薬会社と医者が金儲けのために不完全なワクチン作って全世界の人類に打たせている、辺りかなあ。
でも、陰謀論は前にも書いたが、ネットに転がってる時点で偽物だと思うのだが、意外と知られてない「スノーデンリーク事件」や「ウィキリークス事件」は告発者や運営者が国際手配されて亡命したし。こういう扱いってことは告発内容が事実だったわけだし。
そういう所に頭が回らないのか。
不満を抱えたりコンプレックス持った人が優越感に浸るために陰謀論にのめり込むと言う説もうちの人には当てはまらない。
某ブランド大学出ているけど「この大学を最終学歴にしたくない」と放送大学を卒業して今は別学科を履修するくらい頭良いし、実際に医者にてIQテストさせたら高い数値が出た。副業申請するほどバイタリティはあるし。
となると、不満の憂さ晴らし説の陰謀論者か。夫から放送大学の心理学の教科書借りたから読んで見るか。小説の心理描写の参考になるかも…………ぐーZZZ
ううっ、教科書ってどうして眠くなるのだ。
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