第117話 連載再開。夫、感染者となる
えー、唐突な再開です。簡単に言えば、夫が感染しました。
副業申請していたとある合宿に五泊六日してきて帰ってきました。帰ってきた金曜日夜からずっと寝込んでます。
文系というか体より頭を使う方だから、体力消費するものと思えない(二日間ほど長距離移動したそうですが)なのに、合宿終えて三日経った今(2022年8月7日)も顔を真っ赤にして通常の風邪より多い咳や痰。普段なら「要らない」というアイスノンやおでこ冷やす保冷剤を素直に受け取る。
こりゃ、出先でオミクロン貰ったな。
しかし、夫は否定します。「合宿中にエアコン付けて寝たことによる風邪だ」と認めません。本当に反ワクはコロナに罹患しても認めないな。Twitterのスクショでいくつか見たから耐性はあるけど。
そんなことを顔を真っ赤にしてかすれ声で言われても信用されないわよ……。
そんなこともあろうかと同じ時期に夏休みを取り、療養準備はしていたので、脳内BGMはエヴァンゲリオン、ミサトさんの声で
「氷増産準備!
普段取っておいたケーキの保冷剤を全冷凍!
予備のアイスノン投入!
ゼリー飲料冷却開始!
市販薬の咳止め及びアセトアミノフェン準備!
自腹で買ったパルスオキシメーター起動確認!
ネットスーパーでアイス及び果物補給!」
と流れてきたのでスムーズに行きました。
これで月曜日、シンジ(夫)が「仕事から逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ」とのたまったら、頭の中をミサトさんからゲンドウに切り替えて、玄関に座り込み「家に籠もれ、嫌なら(布団に)帰れ」と言い、レイの「あなたがいなくても(仕事する人の)代わりはいるもの(お互いに先週夏休みだから職場の濃厚接触者はゼロ)」とトドメ刺すつもりでした。
我が出張所のローカルルールで休日でも本人や家族がコロナ疑いになったら、連絡するように言われてるので、まずは私の所属先に連絡を入れる。
「連絡ありがとうございます。達見さんは自宅待機してください。ご主人には検査を受けさせてください」
この反ワク現実逃避に検査を受けてくれるのだろうか? ( ゚д゚)ハッ! 合宿先にも連絡してないよな! 大変! あっちもクラスター起こしてるかも! 寝ている隙に書類をあさり、担当さんと思われる方にCメールを送る。
あうう、完全に保護者である。そして、職場のあちこちに根回しをする。完全に夫には恨まれるが仕方ない。
そしてただの風邪ならば、体温を教えないやらパルスオキシメーター拒否する理由にはならないよな?
職場の知り合いにもあちこちにも根回しをして、幸い夫の職場の人と繋がり、かくかくじかじか、家族が言っても聞かないので上司から休みと検査を命令してもらえないかとお願いしました。
陰謀論者は中高年男性が多いと聞く。そして中高年男性は頑固というか一度思い込むと現実を認めない。つまりアップデートできていない。
ちょっと話がズレますが、未だにワクチンを毒といい、人口削減説を信じてる人がいるようです。
昨日か一昨日の読売新聞にも人口削減説の提唱者がトヨタ社長にすり替わっていて、本人激怒とありました。
まだ信じてる奴いるのかよ、最初はビル・ゲイツだったのに。そのうち政治家など尾ひれというか変化して定期的に流れるネットロアと化すのでしょう。
そして、中高年男性の頭の固さというか孤独感や不満という心のスキマにこういう話が流れ込んで固まってしまうのでしょうね。
家族が不満や孤独感解消になってないのかと無力感もわいてきます。これのせいで長年の友人も失ったし。
そして、なんとか休ませて検査指示を受けた夫、「電話が繋がらない」と睨んできました。一連の行動がバレてますがキニシナイ(・∀・)!
「こんなのただのエアコン風邪だよ、バーカ」と罵られたがキニシナイ(・∀・)!
公衆衛生の前には嘘や欺瞞はダメ! 他人を巻き込むなら尚更! 私の周りに基礎疾患持ちが複数いるからそういう気遣いは簡単に想像できます。電車の中にも妊婦さんマークやヘルプマーク付けた人も沢山いるもんね。
咳込むならマスクしても移すリスクある。公共交通機関や職場にてバイオテロする気か。
そして、深夜に陽性のお知らせ。協力してくれた人と「出勤食い止めて良かった」と安堵しました。
しかし、熱は下がったためか危機感薄く「コロナはしつこい鼻風邪」認識です。
「後遺症」はまた謎の安全性バイアスで「ならないよ」とぬか……ゲフンゲフン主張します。
「俺はコロナにかからない」「病気になったら一発で死ぬからいい」の主張は突発性難聴と今回の件で打ち砕かれたのに、新しい安全性バイアスを見つける。陰謀論を転々とする人と似てます。
反ワクチン陰謀論者はコロナに感染しても認めず受診しない、市販薬で無理に治そうとするのはTwitterのスクショで沢山見ましたが、うちも上司命令が無ければそうしてたでしょうね。
で、検査の後に買い物行ってたので「私がなんのためにネットスーパーのアカウント作ったのだ」と叱ったら「うっせーわ」と。お前はAdoか。
食べたいものを聞いても、熱を聞いても、具合を聞いても洗濯するよと言っても「うっせーわ」。完全にAdoへ転職したようです。これからはAdoと呼ぶか、いや、彼女に失礼か。
当然私も濃厚接触者として夏休み延長決定です。わー、コンテストの小説書こうかなー(某)
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