Viti

もしも君が生まれ変わっていて

それを知らず逢いに来てくれたなら

嬉しいことだ

愛しいことだ

手に余るほどの幸福だ


神様どうか あと少しだけ

雪を降らせてくれませんか

信じていなかった分だけ

祈りを


ねえ、ヴィティ

生き写しなんだ君は

その癖も 笑い方も

思い出と寸分違わない

言葉だって全部

雪の中を歩いた 白息の形さえ

似ているなんて足りないほど

同じなんだよ


神様どうか 花の季節を

先延ばしにしてくれませんか

信じていなかった分だけ

祈りを

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