第7話 誰を信じて良いのか ――アニメ『Vivy -Fluorite Eye's Song-』 #3「A Tender Moon Tempo -星たちとの歓談-」

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本話には、アニメ『Vivy -Fluorite Eye's Song-』の第3話「A Tender Moon Tempo -星たちとの歓談-」の内容を含みます。

未視聴の方はお気をつけいただければと思います (´・ω・)

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 一週見逃したか? って思うことが最近多いのだが気のせいだろうか。

 ヴィヴィはAIだから歳を取らないせいか、15年経過したと言われても最初全然ピンとこなかったのだ。


「分かる。後、オープニングがちゃんと流れたからそっちに見とれてしまっていたのあったかもしれない」


 オープニングアニメーションを見ると、やっぱり安心するのは俺だけじゃないみたいだ。どんな形であってもオープニングが流れ始めると、あぁ俺は今アニメを見ているんだって安心する感がある。分かるだろうかこの感じ。

 

それはそれとして、この作品の骨格は、歴史的に大きなターニングポイントを迎えるイベントを阻止することにやはりあるようだ。今回のは確かに規模が大きい。なんせ宇宙ホテルを地上に墜落させるんだから。

 未だ明らかにされていないけれども、未来のAIの暴走を止めるために、AIに対してヘイトを向けさせないように阻止するという構造は歪だと思う。


「1つ1つの歴史そのものが重要なのではなく、その歴史に影響を受ける人物がいるとか、間接的な影響を阻止している可能性もある。誰かを助けることで誰かが何かをやることになる、そんな小さなことを積み重ねることで未来を変えようとしているのかもしれない。まだ分からないけれども」


 そうなんだよな。前も思ったけど、サカモトを信じてよいかどうかは正直わからないというのが正直なところだ。素直に受け取るならサカモトは圧倒的に怪しい。ただ、もう一捻りあるだろうというのが俺の見解だ。


「ミスリードというか、表面的に見える怪しいことは後ほど覆される可能性が高いと思う、少なくとも本作品においては。普通に考えて、このまま毎週、阻止し続ける形で進んでいくと単調すぎる」


 そう、確かにただ進んでいくだけでは面白みはない。もちろんキャラクターとか音楽とか毎週の引きとか、魅力を感じてしまっているからどういう進み方になっても面白いんだろうけれども、また何かでっかいことがホテル編が終われば明かされるのだろう。

 しかしだ、結菜ゆなはこういうことを端的に言語化するのがうまい。俺はだいたい頭の中でちょっと考えたら終わっちゃうんだけど、結菜に語らせるとスッと入ってくる。大局を見ていると言うか。


「作品を俯瞰的に見る癖があるからだと思う。作者の気持ちを考える、じゃないけど、このアニメを面白くするためにはどういう展開が予想されるだろうと考えている」


 言いたいことは分かる。分かるんだけど、それをちゃんとできるかどうかはまた別の話だよなぁ。だからこそ俺は結菜にいつも頼っているわけだけども。


 とはいえ、このVivyっていう作品は一癖も二癖もありそうで大変だ。ホテル編も2話かけてやるようだしそれなりに重要なイベントなんだろうけど、この作品の根幹に関わる部分が説明されたりするんだろうなぁ。考察するのは少し苦手だけど、ワクワクするのは得意なので4話がもう楽しみなのである。


「亡くなってしまったモモカの妹がホテルに居るというのが4話のキーになりそう。エステラを止められるかの判断材料として登場したにしてはあからさますぎるので、より深いところで関わりそうな気もしている。考えすぎかもしれないけど」


 こうやって先が見えない中で考察することは素直に楽しい。俺は馬鹿だから、結菜の話は聞いているだけで面白い。後、結菜がこうやって自分の考察を語っているときは楽しそうだから、見ているとこっちも楽しくなってくる。いつもどおり表情はそんなに変わっていないんだけど、体全体からワクワクオーラが出ている気がするのだ。



 ということで恒例の、俺たち兄妹の評価を載せて終わろう。次回もよろしく。


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評価:★★★★☆

理由:

謎は深まるばかり。

考察できるっていうのは幸せなことだ!

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評価:★★★★☆

理由:

考察しがいがある。

オリジナルアニメはこれだからいい。

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