第3話 謝罪と死
俺は失恋した、だがまだ諦めてはいない。友人を傷付けた事を怒って居るだけならまだチャンスはあるはずだ、西野を登校させて和解すれば。大丈夫だ上手くいく、何か菓子折りなどを持って謝罪に行こう。俺は近所のデパートへと足を運んだ。バームクーヘンなどは無難で良さそうだな。購入して西野宅に向かった。
俺はチャイムを鳴らした。だが誰も出る気配がない。
「誰か居ませんかー?」
鍵が開いている。
「......お邪魔します」
奥の方で不穏な雰囲気がする。血の匂い?俺は直ぐ部屋を覗いた。
「おい大丈夫か?」
「.....」
「嘘だろ、なんなんだこれは」
西野がナイフを持って母親を刺して居たのだ。
「西野これはどう言う事だ、早く救急車を呼べ」
「その必要はありません」
「何?」
「だって貴方今から私と一緒に死ぬんですもの」
気付けば俺の心臓にナイフは突き刺さって居た。
「貴様.....」
俺はゆっくり息絶えた。
八つ当たり勇者 @matudasakuya
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。八つ当たり勇者の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます