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すみません、少しばかり
ああ、いえ、はい、いやはや、ありがとうございます。あなたの優しさ、スマートで、素敵です。いい仕事をありがとう。感謝をあなたに、その熱はこの胸に。
ですから、……いえ、ここは、
私、あなたの声が、とても素敵だと考えているんです、いま現在。
未来のことは分かりません。だから断言することはできない。私の内には、それほどの若さは、もはや残されていない。
しかし、こうは言えます。『あなたの声を、
はい。これであれば、私の声は、クリアになれる。
ええ確かに、いまここに、実際にミネラルウォーターがあれば、それは一番だったんでしょうね。だけど、どうでしょう。案外と、結果は同じだったのかもしれませんよ。『経緯』という漢字を、『けいい』と読むのか、あるいは『いきさつ』と読むのかという違いはあるにせよ、いまこの場の世界観は損なわれなかった、と私は考えます。
つまりですね、ミネラルウォーターは自身の不在をもってして、私たちの胸に
『ミネラルウォーター』、それは、その存在自体がさわやかですよね。その
『ミネラルウォーター』、それは、私たちを
手首にそそがれ流れ落ちてなお、
本来の機能としての、口に含む、あるいは
そして、私がなにより
『ミネラルウォーター』。
こんなにもさわやかな響きが
『ミネラルウォーター』。
この音の
一例を差しだすなら、こうです。つまり、耳という感覚
全身の耳という穴すべてから、私に
この事実を理解するには、『水は低きに流れ、人は
絶対音感などなくとも、耳のメンテナンスを
自然。
はい、ええ、まさに、自然です。その
いやいや、まったく。あなたという人は、
その意味においてあなたは
ああ、いえ、すみません、私こそ、勝手な
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