4年目 冬
みなさんこんにちは。アリスです。
夏には隣領の港街襲撃事件、秋にはご褒美と言う名のお荷物領地拝領、領主様辺境伯に昇爵、ソード君もお荷物領拝領と、辺境らしからぬ怒涛の日々が続いたうちの領、まだまだ忙しさは終わってません。
なにせ街三つと村一つ(ソード子爵領含む)が増えちゃったから、運営がすごく大変なの。
住民も一緒に転領したから今までの体制のまま吸収すれば人的負担は無いけど、そのままだと赤字一直線。
しかも領主様は、新たな領民にもなるべく早くうちと同じ待遇にしたいって望んでるから、うちの領の兵士さんや文官さんは大忙し。
うちの領って経済的には余裕があったから、他領よりだいぶ住民の待遇が良かったの。
つまり、住民一人当たりに使う領費が、他領よりかなり多かった。
なのにいきなり人口約四倍になって、しかも増えた領地は全部赤字地区。
さらに海域防衛義務まで背負っちゃったから、兵士さんも大忙し。
そこに造船ドックと飛翔機工場、自走車工場、家庭用魔道具工場の建設が追加されちゃったから、もうとんでもないことになってる。
前世のブラック企業も真っ青なレベル。
移動時間短縮のために飛翔機使いまくりなんだけど、当然飛翔機足りなくなって、姉妹ちゃんと私で夜なべして増産してた。
でも固定翼機だと滑走路必要だし、駐機してから目的地まで歩き。
しかも機体警備兵来るまで待ってなきゃいけない。
そうなると、垂直離着陸式のファン型飛翔機の方が便利。
各地に移動するのは大抵一人(複数人割くほど余裕無い)。
なので一人乗りファン型飛翔機作った。
薬のカプセルみたいな胴体部の上に、ファンが付いてる。
タケ〇プターのイメージで作ったはずなのに、まるで第二次大戦中に使われた一トン爆弾みたいに見える。
落ちたり爆発したりしそうでイメージ悪いから言わないけど、飛んでる姿はまさに落下中の爆弾だよ。
爆弾知ってる私以外、不安感じてないみたいだけど。
重心操縦なのでコツいるし重い荷物載せられないけど、間に合わせの足と割り切って作りました。
ウイリ〇ムズXジェットっぽい?
忙しさにかまけて正式名称決めずに実用始めたら、知らないうちに『ナス』って呼ばれてた。
まあ、確かにシルエット似てるけどさぁ…。
辺境のど田舎の景色なのに、毎日上空を飛翔機が飛び交ってる。
そのうち航空管制が必要になるんじゃないだろうか。
そんな”活気ある”、というより”殺気立つ”が表現的に合いそうな状況の中で私だけのんびりしてるわけにもいかず、色々手伝ってたらおかしな役職が付いた。
”辺境領事業統括”
なんだこれ?
統括って、普通は領主様や継嗣であるソード君の仕事じゃないの?
文官さんからの各種事業の進捗報告や兵士さんからの活動報告、お薬の生産状況や魔力変換水晶の生産状況、新工場の建設状況管理なんかを、不在がちのソード君が見やすいようにと纏めてたら、いつの間にか”統括”って呼ばれてた。
冗談で適当に呼ばれてるのかと思ってたら、いつの間にか給金付いてたし。
最初はね、ソード君の執務机が書類だらけで大変そうだったから整理を手伝ってたんだよ。
そしたら、ソード君の執務室に私の机が用意されたの。
まあソード君の机を二人で使うのも狭いし、帰って来てから山のような書類を見るのも嫌だろうからと、私の机に書類を提出してもらったのがいけなかった。
私が各種提出書類を纏めてから、ソード君に説明しつつ渡す流れが出来ちゃったの。
資料がどんどん増えて来たので書類キャビネット作ってファイルやバインダーで整理しちゃったし、分かりやすいようにと表やグラフを使って纏めてたのもまずかった。
『こいつに任せとけば大丈夫』
妙な安心感を与えてしまったようで、みんな私に報告して来るんだよ。
おかげで私、ほとんどお城住まい。
おうちには月に一回くらいしか帰れなくなった。
畑は新しい植え付け止めて、収穫したらおしまい。
トラップタワーも湧く部分を埋めました。
今はU字谷の大型トラップ使ってるから、レベルも14になったしね。
でも、おうちが私の自宅なのに、今はお掃除に帰るだけ。
ネージュも、私が書類整理や見習いさんの講師してるとどっか行っちゃうし。
ぐすん。私の辺境スローライフ、どこ行った。
児童福祉法、どこ――あ、無かったわ。
そんな社畜女児戦士な毎日を送り、今日は学舎へ行ってきました。
理由は、新たな遊び道具の提供と魔道具技師見習い候補の勧誘。
ソード君、忙しすぎて手を付けられて無かったから、私が動くことにしました。
そろそろ雪が積もり始めたので、スノーボードやソリなどのウインタースポーツ用品、あと、籠り用にトランプや玉入れゲーム、ドールハウスも持って行きました。
使い方を説明したら、子供たちの目がランランに輝いてた。
一番の基本ルールは、”魔法で遊ぶ”。
手足は使っちゃダメだぞー。
魔道具技師見習いの採用試験も卒業前に受けられると話したら、大騒ぎになった。
どうやら魔道具技師は、この領の子供たちの憧れの職業らしい。
魔道具は少しずつ平民の暮らしにも浸透しつつあるものの、金額や販売数の関係で、まだまだ高嶺の花だからね。
私のてんちゃんにも、みんな集ってたもんな。
こっそり魔力感知で見てみたら結構魔力制御出来てる子もいたから、将来に期待が出来そうです。
遊びの前に、魔道具技師に必要な魔力制御は魔法で遊ぶと鍛えられると話しておいたから、頑張って魔法で遊んでくれるだろう。
魔力枯渇まで遊んじゃう子もいる、いや、多いだろうから、学舎にもポーションを常備備品に置いて来た。
みんな早く育ってよー。
学舎からの帰り道、北門でなにやらもめごと発生。
兵士さんがてんちゃん見つけて寄って来たので話を聞いた。
通行許可の無い他領の子爵が、商談で城に行くから通せとごねてるらしい。
私、統括だから、商談やもめごと処理もお仕事だよなぁ…。
仕方なく、てんちゃん降りて話を聞きに行きました。
うわー。聞こえてくる内容からしてめんどくさい。
『爵位持ちを通さぬとは無礼だ』とか言っちゃってるし。
仕方ない、お仕事するか。
「子爵様、ご商談との事ですが、誰にいつご面会のご予約を頂きましたか?」
「何だ貴様は?子爵位を持つ私に突然話しかけるとは、無礼であろう」
「法衣ですが、わたくしも陛下より直接子爵位を賜っております。辺境伯様からは辺境領事業統括の任を頂いておりますが、何か問題でも?」
『陛下より直接』この意味をちゃんと理解出来ればおとなしくなるはず。
「ふむ、そうであるか。なら貴殿からこの兵どもに私たちを城に送るように命じたまえ」
ああ、だめだこりゃ。
『陛下から直接』と聞けば、勅命貰ってる可能性が高いって考える頭も無いんだね。
説得なんて時間の無駄だ。排除だな。
「お答えを頂いておりません。いつ、誰とのご面会をご予約いただいておりますか?」
「子爵家当主が直々に会いに来ておる。さっさと通したまえ」
「お答えを」
「な、何?」
「お答えを」
「何を言っておる。通せと言うのがわからぬのか!」
「この先は魔道具の機密を守るために、許可ある者以外の立ち入りを禁じられております。陛下からは各貴族家当主に、魔道具の機密保持のための通達が行っておりますが、お忘れですか?」
「……そのような通達も有ったかもしれぬが、内容まではいちいち覚えておらん」
「陛下から貴族家当主に通達された内容を覚えていない?貴族家当主ならあり得ぬ不敬ですが?」
「あ、いや、それは…」
偉そうに爵位とかをかさに着る人たちって、上位者への不敬を咎められると、急に弱気になるよね。
もうちょっと脅しとくか。
「通達に従わない場合は、陛下が直接処断なされるとの記載もあったはずですが、大丈夫ですか?」
「…」
あーあ、顔色無くして黙っちゃった。
こいつ王様からの通達を軽く見過ぎてるな。
王様もこんなの相手にしてるのか。大変だなー。
「わ、わたくしはソード男爵の婚約者となるためにまいりました。魔道具の事など関係ございませんわ!」
おや、横にいたドレスで着飾ったお嬢さん、キンキン声でいきなり参戦ですか。
ソード君の予定、私が管理してるんだよ。
婚約の打診なんて、貰ってないよ。
しかもソード君、婚約の打診は全て王家から断ってもらってるんだから、直接来ても無駄だよ。
「お約束がおありなのですね。では通行許可証をお見せください」
「い、今からお話するのです。お会いすれば許可証などすぐに下さいますわ!」
「貴族家の婚約に関する事柄で、先ぶれも約束も無く突然押し掛ける。しかも相手の爵位を間違える。我が領のご継嗣は現在子爵位です。貴族のマナーとしてあり得ませんね。本当に子爵家の方ですか?身分証を拝見させてください」
こんな馬鹿な奴ら、家名を確認して王様にチクってやる。
「そ、そちらこそ証を立てよ!先ほどから偉そうな物言い、証を立てられねばただではおかんぞ!!」
おや、娘?が話してる間に復活しちゃったの?
受けて立つよ。
「偉そうなのはそちらだ。爵位を盾に無理を通そうとする上に、陛下の通達内容まで覚えておらん。いいだろう、陛下の勅許状を見せてやろう。だが、見せれば私は勅許状の内容に従ってお前たちを捕縛せねばならん。覚悟は良いな?」
勅許状を使う場合、陛下の代理としての行動になるから、言葉は上位者からのものにしてみた。
「な、捕縛だと!?陛下の勅許状!?ま、待て。私は爵位を証明しろと言ったのだ。勅許状など要求してはおらん!」
あ、さすがに勅許状の脅しは効くんだ。
まあ勅許状なんて、王様が直接何かを依頼した証拠だから、見せられたら私を上位者として扱わなきゃいけないもんね。
しかも勅許状の内容に貴族の捕縛権を匂わせたから、めっちゃ焦ってるな。
「へえ、自領内で爵位証明書持ち歩く人なんているんだ」
常識的な事も分からんのかと、馬鹿にしてみた。
「そ、それでも貴族ならなんらかの証明が出来るだろう!」
「それならさっきからずっと見せてるのに、気付かない方がどうかしてる」
「なんだと!?どこにそんなものがある!?」
「マイスターバッジと特級薬医師バッジは法衣子爵の証。辺境伯家のコインも見えるようにしてるから、それ以上を求めてると思って勅許状見せようとしたのに。目、悪いの?」
マイスターバッジは、付けてないと見習いさんたちに講師として見てもらえないんだよ。
ただでさえ『アリスちゃん先生』呼びされてるからな。
特級薬医師バッジは、自分が優しくない存在だと認識しちゃったから、せめて薬医師であることを常に自覚しようとして付けてるんだ。
コインは、相手が貴族と分かった時点で、胸元から外に引っ張り出しておいたんだよ。
「な!…、し、失礼した。少々旅の疲れで目が霞んだようだ」
うわ、馬鹿にした発言に同意しちゃったよ。
そこまでして劣勢を逃れようとするんだ。
ある意味、強かなのか?
「でしたら、早めにお休みになった方がいいですよ。何せ北の森には狼やヒグマが生息しております。たまに森を這い出して来ることもありますので、素早く発見出来ませんと命に係わりますので」
あんたらが行こうとしたのは、そういう場所なんだよ。
ヒグマはそろそろ冬眠だけどね。
でも、目が霞むって言っちゃったんだから、この忠告は聞こうね。
「狼にヒグマ!?ご、ご忠告感謝する。それでは我らは宿に戻って休むとしよう」
ありゃ、猛獣の方に驚いてる。
どうやらこの貴族は、お城の新築パーティに招待されなかったんだね。
「さようですか。では、お約束を頂いた上でのご訪問をお待ちしております」
「失礼する!」
あ、最後の嫌味は分かったのね。
顔、赤くなってた。
ふう、やっと終わったな。
あ、こら兵士さんたち、拍手しないでよ。
恥ずかしいじゃん!
家名の報告だけ頼んで、とっととてんちゃんに乗り込んで帰りました。
お城に帰って執務室でお仕事してたら、ソード君が帰って来た。
お茶出して休憩がてら、今日の出来事報告した。
「すまん。俺の事で迷惑かけたな」
「いや、謝られることじゃないよ。馬鹿はどこにでも湧くから、仕方ないよ」
「うーん、今回は立ち入り禁止エリアへの侵入だから勅許状使えたけど、魔道具が絡まないと使えないし、何より何度も勅許状見せるのもなぁ…」
「ごめん。ちょっと相手の態度にイラついて、勅許状の存在を脅しに使っちゃった。見せろって言われたら使うしかなくなちゃうよね。反省するよ」
「そうじゃなくて、アリスの立場は辺境領事業統括っていう上位の文官でしかないんだよな。特級薬医師もマイスターも領運営には関係ないから、うちの仕事で動いてもらう時のアリスの立場が弱いと思って」
「でも、実際その立場なんだから、仕方ないよ」
「うーん…。あのさ、誤解しないで聞いて欲しいんだが、俺はアリスが好きだ。だから婚約者になってくれないか?」
「は?え?…ち、ちょっと待って。話に脈絡が無いよ!?」
「前々から言おうとは思ってたんだが、どうも勇気が持てなくてな。だが、俺がうじうじしてたからアリスに勅許状使わせそうになっちまった。だからきちんと話とこうと思った」
「……えっと、誤解するなってどういう誤解?」
「あ?立場の補填や権威付けがついでだって事だ。俺個人が好きなアリスといたいから、婚約してもらえないかって事。もちろん断ってもらってもいいんだ」
「…私が女の子として好きなの?」
「おう」
「恋愛対象ってこと?」
「おう」
「将来的に結婚したいってこと?」
「お、おう」
「夫婦になりたいと?」
「そ、そうだ」
「子供を産めと」
「で、出来れば…」
やば、ソード君、顔真っ赤。
嬉しくてちょっといじりすぎた。
でも、何度も聞きたくなる。
いかん、押さえろ。
ソード君が真面目に言ってくれたんだから、きちんと話しておかなきゃ。
「返事をする前に、先に話しておきたいことがあるの」
「……わかった。聞く」
「私は両親を亡くしておかしくなりかけてた。そんな時にソード君に会って、ソード君は毎日のように一緒に遊んでくれたの」
「ああ、最初は気付かなかった。だが、今なら分かる。出会った頃のアリスは、すごく危ない状態だったんだ。大好きな両親を亡くしたばかりなのに、人と普通に接してた。アリスの性格からすれば、普通でいられる事の方がおかしい事だったんだ」
「あの頃は、両親が一番に願った事なんだから幸せに生きなきゃいけないって、必死だったみたい。でね、私は両親を亡くしてぽっかり空いちゃった心の穴に、ソード君や親しくしてくれた人たちを詰め込んじゃったんだ。だからソード君は私にとって、最初から家族扱いなんだよ」
「……家族って、兄妹ってことか?」
「ちょっと違う。両親の存在に匹敵するようなところにソード君を置いちゃったの。だから正直、他人の男性として見ることは難しいかもしれないの」
「それは、恋愛対象になれないってことか?」
「それも少し違う。ソード君に女性として求められたことは素直に嬉しい。一緒にいてくれたら私は幸せでいられると思う。だけど私の心は、ソード君を恋愛対象よりもっと上に置いちゃってるの。だからソード君が私と淡い恋とかピュアな恋をしたいと思ってるのなら、それはかなり難しいと思う。手を繋いだり抱き締められたりして頬を染めるなんて、私には無理。全力で浸っちゃうから」
「………俺ってアリスにとって、そんなに上の方にいるのか?」
「うん。例えば港街の襲撃事件の時、私はソード君が傷付けられないように敵を殺しに行きたかった。だけどソード君が私を薬医師として頼って怪我人を送ってくれたから、我慢することが出来たの。最初から状況分かってたら、きっと敵を襲いに行ってたと思うよ」
「おいおい、俺はアリスを戦場に出したくは無いぞ」
「うん、わかってる。だから我慢はするよ。だけどソード君が危なくなったら、多分我慢は出来ない。私って、こんなだけど、いいの?」
「正直まいった。アリスは俺に恋愛感情は持ってないと思ってたから、断られるのが怖くて言い出せなかったんだ。実際は、恋愛感情よりもっと上の感情を持ってくれてるってことでいいのか?」
「うん。私の人生、ソード君になら半分あげられるよ。残り半分は両親が願ったことに使いたいから、あげられないけどね」
「じゃあ、くれ。貰った分も、残り半分も幸せにするから」
「わかった。じゃあ、お願いします。幸せにしてください」
「おう、任せろ!」
「あ、そうだ。さすがにこの告白は、状況的に落第点だよ。相手が私じゃなきゃ、絶対に立場の補填や権威付が主目的だと思われるよ」
「ちょ、宣言した直後にダメ出しはひどくないか?従妹姉妹にもさんざん言われたから、自覚はあるが…」
「あはは、ごめん、ごめん。将来第二夫人とか口説くの大変そうだなと思って。…あれ?私元は平民だから、私が第二夫人か」
「あのなぁ…。なんで婚約の申し込み了承直後に、告白した相手から他の女口説く手口を心配されなきゃいけねえんだ。…ああ、なるほど。さっきの淡い恋は無理ってのは、嫉妬も無く俺にとって最良を考えるってことでもあるのか。言っとくが、俺はアリス以外娶る気ねえからな」
「嬉しい言葉だけど、お世継ぎ出来なきゃ困るでしょ?」
「そんときゃ養子取るか従妹姉妹の子に任せるわ!」
「その手があるか。でも、次期辺境伯が平民出の奥さん一人って、王家から許可出るの?」
「大事な事忘れてないか?」
「えっと…何かあったっけ?」
「本気で忘れてやがる。アリスは賢者だろうが!?俺は賢者のつなぎ止め要員ってことになってるんだぞ。絶対許可出るわ!」
「おー、そうだった。私、賢者だったよ。すっかり忘れてた」
「なんでそんな大事な事忘れられるんだよ。勘弁してくれよ…」
「えへへ?」
「…」
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