世界は君を中心に回っている

光り輝く星々


目立って見える星もあれば


あまり目立たない星もある


宇宙そらには無数の星がある


だけど地上まで降り注ぐ光は


目で見えるのはわずか4,000個程度しかなくって


一等星ともなればたった21個しかなくて


そう考えると目立たない星だって


宇宙そらの星の数に比べたら


充分目立ってると言っていいのかもしれない


僕たち人の数に比べれば


世間なんてほんっと狭くて


目に見える星の数に比べたら


夜空はとっても広大で


宇宙そらは果てしなく遠くて


星は


僕たちなんかよりよっぽど


孤独なのかもしれないけど


もし数えきれないほどたくさんの星が光り輝いていたら


みんな星を数えただろうか


星座は生まれてただろうか


星の神話は作られていただろうか


だから人が数えようと思えるくらいの数で良かった


そして人は星を観測して


その中に惑星を見つけて


惑星だけは他の星と違う動きをするから


天動説ではなく地動説が正しいことに


やがて気づくことができたんだ


君はあんまり目立ちたくないのかな


無理して目立とうとしなくたっていいんだよ


あの夜空の


6等星のようでもいい


たとえ孤独であったとしても


それでも輝いていれば


いつかきっと


誰かが君を見つけて


世界が動かせるかもしれない


目立たない星があるから


目立つ星があるんだ


だから光り輝いていて


きっと誰かが


君を見ている


君のガリレオ・ガリレイは


きっと君を中心に世界が回っている



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