探索2:砂都探索2日目
【PC版向けMAP】(□□□=空白マス)
[鉄道] |[□□□]|[北門] |[神殿] |[□□□]
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[倉庫] |[領主館]|[□□□] |[□□□] |[詰所]
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[□□□]|[□□□]|[守りの剣]|[冒険者の宿]|[東門]
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[西門] |[市場] |[市場] |[市場] |[□□□]
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[住宅街]|[住宅街]|[住宅街] |[南門] |[マギテック協会]
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【スマホ版向けMAP】
[01]| |[02]|[03]|
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[04]|[05]| | |[06]
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| |[07]|[08]|[09]
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[10]|[11]|[11]|[11]|
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[12]|[12]|[12]|[13]|[14]
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01=鉄道 02=北門 03=神殿
04=倉庫 05=領主館 06=詰所
07=守りの剣広場 08=冒険者の宿
09=東門
10=西門 11=市場
12=住宅街 13=南門
14=マギテック協会
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GM:時刻は5時00分。カザリ、メガ・ドラ、アンヘルは目覚めることができます。
カザリ:起きまーす。さて、どうしようか。
ケルル:わかったことはメモってるから情報共有はできていいよね?
GM:もちろんです。
カザリ:んーとね、〈冒険者の宿〉って、こう、冒険者ギルド、みたいなイメージでいいの?
ここでカザリの言う冒険者ギルドとは、ネット小説でしばしば見られるものを指していたようです。
冒険者が居て、依頼のあるボードがあって、昼間から酒を飲んでて――みたいな。
GM:そこに宿泊施設が併設されてると思えば近いんじゃないかな。
カザリ:オッケ。じゃあケルルたちの話を基にまた<聞き込み>したいかな。
ケルル:他二人はどうする? ってか、この[08冒険者の宿]マスでまた<機械回収判定>ってしてもいいの?
GM:時間をおいて再訪すればしてもよいつもりだったし、日が変わったのでやってもいいですよ。
アンヘル:んー、それよか[07守りの剣広場]調べたい。
メガ・ドラ:自分は<機械回収>で。
GM:ではそれぞれ処理していきましょう! まずはカザリから。
カザリ:それじゃ、『グラップラー』で、同じグラップラーに腕相撲を申し込みつつ「遺跡について」聞くみたいな感じで行きます。(コロコロ)12です。微妙かな?
GM:ふむ。その出目だと……ちょっと抜けてそうなグラップラーに話を聞けます。
カザリ:「すこし聞きたいことがあるんだが」
GM:「えっ? なに? おいら?」
カザリ:「このあたりで遺跡があると聞いたんだ。詳しいことを知らないか?」
GM:「遺跡? うーんと、東の魔動機文明の? あそこかぁ。ちょうどおいら抜きでうちのパーティが冒険したらしいんだよね、結構前に」
カザリ:「ほうほう。それで?」
GM:「なんかの『倉庫』だったらしいよ。まあ、五年も前に発掘されて調査されつくされてて、その時の依頼も害獣駆除だったらしいし」
カザリ:「そうか、ありがとう」この出目だとこんなもんか。倉庫ねぇ。
<聞き込み判定>は自由度が高い分、要求する目標値を高めに設定していました。
決定的なことは聞けずじまい、でも何の情報もないのは……と苦慮した覚えがあります。
GM:続いてアンヘル。[07守りの剣広場]移動で30分です。
GM:そしてメガ・ドラ、<機械回収判定>です。
メガ・ドラ:16。2個でしたっけ?
GM:その通り。
魔動機械:14→16
GM:それでは5時30分。どう行動しますか?
カザリ:GM、<聞き込み判定>再挑戦したいんですけど、どうなります?
GM:んー、その場合、行為判定の再挑戦、というものになって、所要時間を1時間としますが。
カザリ:いや、さっき『グラップラー』でやったけど、今度は『スカウト』でするならどうかな、って。
GM:ふむ。
これには少し悩みました。やることは同じ<聞き込み判定>ですが、基準値が大きく変わります。
基準値が下がって出目が低くなるのに、時間まで増えるのか、と少々ばかり黙考。
実は時間に関してはそんなに神経質にならなくてもたっぷりあるのはわかっていましたが、そのことはPLの知らない事柄です。あまり察されても面白くならないので、ここはOKを出しました。
なにより、PLからの積極的な発案ですからね。
GM:それなら30分でやっても構いませんよ。
カザリ:よーし。……11! さっきより低い!
GM:残念(笑) 同じような話しか聞けませんでした。
まあ、出目が腐るとどうにもならないのですが。
GM:続いてメガ・ドラ。どうしますか? <機械回収判定>は2人まで、としていたので、もう一回してもいいですけど。
メガ・ドラ:<機械回収判定>しまーす。14、なので2個!
魔動機械:16→18
GM:それでは、アンヘルです。
〈守りの剣〉広場。そこは平時であれば憩いの場であったのでしょうが、現在人気はまったくありません。
数人の衛兵が厳しい表情で中央の剣のオブジェの前で見張りをしているのが見える程度です。
見張りの背後には地下へと続く階段、そしてその周囲に夥しい血痕が見られることまでわかってよいでしょう。
アンヘル:現場か。とりあえず衛兵に話を聞こう。かくかくしかじか。
GM:それでGMに聞きたいこと伝わると思ったら大間違いだぞ!?
アンヘル:(笑)「領主に依頼された冒険者だ。ここで起きたことについて、知ってること全て教えてくれ」
GM:「ヒルダ様の依頼を受けた冒険者か。それならば、ここを守っていた衛兵二人が殺されたというのは知っているな?」
アンヘル:「もちろん」
GM:「そいつらは手練れだったんだが、具体的にはファイター5程度の。それがアッサリやられたように見える。この周囲に戦闘痕が見られないんだ」
アンヘル:「ほう……傷口は確認したのか?」
GM:「む? いや……そこまでは見なかった、と思う。気にするほどの特徴的な傷じゃなかったように思う」
アンヘル:「死体はどこに?」
GM:「いまはライフォス神殿に安置されている。……ふむ、ヒルダ様から依頼を受けた冒険者ならば、この奥に通してもいいが、どうする?」
アンヘル:行く~。
GM:はい(笑) 地下へ行くと、そこには小部屋があり、何かが突き立っていたであろう台座、そしてその周囲に散乱する砕けた金属片があるのが見て取れることでしょう。
アンヘル:ここに〈守りの剣〉があったと。とりあえず、調べたいので<探索判定>でいい?
GM:どうぞ。
アンヘル:……15、いや、6ゾロだ!
GM:出た! あなたは完璧な調査を行うことができます。
散乱する金属片。その中から、鈍い鉄色のものとは違う、紫色の金属片をいくつか発見します。
よく見ればそれは明らかに材質や装飾が異なる代物だとわかるでしょう。
GM:この金属片についてより詳しく知りたいならば、<セージ知識判定>が必要です。
アンヘル:<セージ>持ってないので持って帰るか。ケルルかラスに見てもらおう。
GM:あーっと、それじゃあ、ここで一つ。アンヘルは冒険者の基本的な知識として、「謎の物品は〈冒険者の宿〉や〈マギテック協会〉、〈神殿〉などで鑑定してもらえる」ということを知っていて構いません。
アンヘル:なるほどね。
GM:これで時刻は6時00分となります。
ケルル:「おはよう!」
カザリ:「遅かったな」
ケルル:「お前らの代わりに遅くまで調査してたんだよ!」
カザリ:「それはありがとう」
ケルル:あと行ってないのは、[04倉庫][01鉄道][11市場][12住宅街][06詰所]か。
カザリ:じゃあ、宿の下の[11市場]マスに移動します。この辺調べて戻ってくれば約束した9時になるでしょ。
ケルル:あー、じゃあこっちは[09東門]いってそのまま[06詰所]行くルートにしようかな。
ラス:俺、情報収集するよりダイス振りたいし、ついてく方向にしようかな。ケルルと一緒に行きます。
メガ・ドラ:俺もよくわかんないしそうしようかな。
このあたりに関しては、完全にTRPG経験で動きが分かれています。
シティアドベンチャーは、初心者には少し難しかったかもしれません。なまじ、経験者が高効率で動こうとする分、どうしたらよいかわからなかったのでしょう。まあ、その為に<機械回収判定>はあるのですが。
アンヘル:とりあえず[08宿]に戻ります。
GM:ではカザリは[11市場]、アンヘルは[08冒険者の宿]、ケルル、ラス、メガ・ドラは[09東門]への移動で6時30分となります。まずはアンヘルから処理しておきましょう。
アンヘル:言うて、鑑定に出すことしかできんが、これって30分かかるやつ?
GM:えっとね、あなたが破片を鑑定に出す手続きに30分かかります。それと、「2時間後にはすべて判明しているだろう」と言われます。
アンヘル:8時30分か、まあ、これはピッタリに戻ってこなくてもいいだろうし。
カザリ:せやな。9時の約束と併せて回収でもいいんじゃない?
ある程度タイムスタンプはごちゃごちゃさせないよう調整するつもりでしたが、図らずも無調整でいい感じの予定の重なりが生まれました。
こういうのもTRPGらしいところです。
GM:ではカザリの行動です。市場は明らかに活気が薄れていますが、人影はまばらに見え、店も開店しているようです。ここで<機械回収判定>を行うと、個数に+1されます。
カザリ:あっ、情報収集じゃなくてそっちがメインのマスだったか!
GM:ないわけじゃないですけどね。
カザリ:じゃあ、「東の森、遺跡」について<聞き込み>したいです。『スカウト』で観察し、知ってそうな服装の人を狙って聞きます。……12、これはどうだ?
GM:じゃあ、魔物の素材などを取り扱う店を見つけます。「らっしゃい!」
カザリ:「東の森について何か知らないか? グレイリンクスが出る、って話なんだが」
GM:「グレイリンクス? あそこの森はそんな凶暴な獣が出る森じゃないはずだぜ、ウサギとかたまにウルフとか、そんな程度だ。もしかしたら、他の所から縄張りを荒らされて逃げてきたのかもな」
カザリ:「なるほど。あと、東の森の遺跡に新しい区画が見つかったことは知ってるか? 遺跡について詳しく知りたいんだ」
GM:「遺跡? 俺が知ってるのは、あそこは『氷炎姉妹』が五年前に踏破したってくらいだぜ」
カザリ:領主様がやったのか。あとで領主館に行かなきゃ。あと、「もう一つ。この騒動の前後で街に異変はなかったか? そこらじゅうの杭以外で」
GM:「あー、隣の店のオヤジがぼやいてたが、昨日今日で家で使う魔動機が故障したっつー話があるな。ウチのも調子悪くなっててよ」
カザリ:……魔動機? なんだろう。
新たな謎を得つつ、[09東門]へ向かった三人へ。
ケルル:とりあえず様子はどんな感じ?
GM:門は破壊され、突破されています。
ケルル:あーあ(笑) とりあえず、先に<機械回収判定>してもらっていい?
ラス:はーい。14なんで2個。
メガ・ドラ:18! 3個!
魔動機械:18→23
ケルル:じゃあ……いや、ここで聞くことないな。思い出したけどここに領主様守りに来たんだったか。んー、[06詰所]行くか。
何かしら知りたい情報はあったようですが、移動先の方がより情報が得られると判断したらしいですね、ケルルさんは。
そして7時00分。完全な移動時間で、カザリは隣の[11市場]、アンヘルは馬車で[01鉄道]に、ケルルたち3人は[06詰所]に移動して30分経過となります。
GM:はい、7時30分です。まずはアンヘルから行きましょう。
そこは本来、鉄道の開通式が行われる予定だった場所の、少し奥まったところです。
真新しい線路が遠い砂漠の方に伸びているのが見え、その近くには少し多めの衛兵が妙な気を起こした怪しい人物がいないか目を光らせています。
格納庫らしい建物も見え、そこに噂の魔動列車があるのだとアンヘルは直感的に確信しました。
アンヘル:信仰心が為せる業かな。
GM:近づくあなたに衛兵が止めてきます。「待て、何者だ」
アンヘル:守りの剣広場と同じように名乗ります。「ヒルダから依頼を受けた冒険者だ。今回の騒動の調査をしている」
GM:「なるほど。……だが鉄道は関係なかろう?」
アンヘル:「いや、大いにある!」
GM:「というと?」
アンヘル:え? え、えっと……「こ、今回の襲撃のタイミングだ。どう考えても今日の式典を中止させる目的が透けて見える。魔動機械のばら撒きも魔動列車に対する何かかもしれない。そして何より私はストラスフォード様の神官だ。これ以上の理由は居るまい」
カザリ:最後の理由が割合でかそう。
GM:「なるほど。お前が言いたいのは、蛮族どもの狙いがこの鉄道、魔動列車だと言いたいんだな?」
ケルル:十分あり得るよな。
アンヘル:「かような物品、便利な移動手段に蛮族が何の興味もないとは言いきれまい?」
GM:「むむむ、確かに」
アンヘル:「なあに、簡単な話さ。ちょいと調べさせてくれればそれでいい。それだけで蛮族どもの狙いがわかるってなもんさね」
GM:なんでだんだん喋り方が詐欺師に寄っていくの(笑)
アンヘル:(笑)
GM:「まあ、そういうことなら、列車に触らせることはできんが、中に入ることは許そう」
アンヘル:やったぁ。
ケルル:神官の本音が出ちゃったぞ。
GM:あなたは格納庫の近くまで案内されます。ここで、<スカウト観察>を振ってもらいましょう。
アンヘル:うん、9!
GM:あなたは近くにあこがれの魔動列車があることに興奮し、何も気づきませんでした(笑)
アンヘル:鉄オタがよぉ! じゃあ、「式典の前後で何か変なことはなかったか」、<聞き込み判定>、『スカウト』で。……9!
GM:「いや、特にはなかったように思うが。それより私もストラスフォード様の信者でして、私も神の御声を聞きたくてうんぬんかんぬん」
アンヘル:話が明後日の方向に……!
次のカザリはさっきと同じように<聞き込み判定>を行います。
魔動機の不調がここでも起きていること、そして警邏隊副隊長オルドンが[07守りの剣広場]に蛮族襲撃前に向かっていた、という話が聞けます。
カザリ:おや、新しい人物がなにやら怪しいな。
ケルル:それじゃこっちか。まずは二人に<機械回収判定>してもろて。
ラス、メガ・ドラはそれぞれ2個と3個回収しました。
魔動機械:23→28
ケルル:詰所で待機人員に話を聞こう。「門のそれぞれの被害状況は?」
GM:「北と西はなんともなかったが、東は特にひどい。ヒルダ様が到着したころには随分荒らされてな。来てくれなかったら周辺一帯を避難させなくちゃならんかったかもしれん」
ケルル:やっぱり東か。遺跡から来とるんだろうなぁ、これ。
カザリ:でしょうね。
ケルル:そんで、鉄道もなんかしら狙われてそう。列車の機関部とか。
カザリ:あー、襲撃の狙いね。アンヘルの予想もあながち、って感じ。
今回のシナリオの裏を読みつつ、時刻は8時00分。
ケルル、ラス、メガ・ドラは馬車で[01鉄道]へ。
カザリは9時への時間調整で<機械回収判定>を行い、4個回収。
アンヘルも此方へ来る3人と合流すべく、その場で<機械回収判定>で2個回収しました。
魔動機械:28→34
そして、時刻は8時30分。
カザリは9時の約束の為に馬車で[08冒険者の宿]へ。
ケルル:じゃあ、我々もアンヘルが調べられなかったこととか見とくか。
GM:あなたがたも衛兵に止められます。
ケルル:依頼書見せて、蛮族の狙いがここかもしれないことを伝えます。
GM:まあ、アンヘルの先ほどの説得も頭に残ってるでしょうし、中に入るくらいは許されるでしょう。
ケルル:それじゃ、<スカウト観察>振りまーす。13!
GM:それじゃあ、ケルルは魔動列車の技師たちのヒソヒソ話を聞くことができます。
GM:「これどうなっているんだ? 魔動列車の出力が不安定になっているぞ」「今までこんなことなかったのに」「〈守りの剣〉が壊されたこととなにか関係が?」「いやいや、街の外で何度か試運転した時はなんともなかったぞ」「何かが列車に干渉してるのか? とりあえず、しばらくは動かせないな」
ケルル:やべーじゃん。列車動かないじゃん。「おい、何だそれは、詳しく聞かせな!」と真下からひょこっと。
GM:「うわっ、グラスランナーはどこにでもいるな! ここは入っちゃいけないんだぞ!」
ケルル:「うるせー! こっちは領主様の依頼で調査してんだ! それにこの列車だってうちの活躍で手に入れたようなもんなんだぞ!」
GM:「まさか、あの【ハイエース】!?」
アンヘル:やっぱ字面が面白すぎるって(笑)
GM:「そういわれてもなぁ。話を聞いてたならわかると思うが、魔動列車を動かせない状況なんだ」
ケルル:……『杭』って今持ってる?
GM:魔動機械なら持ち歩いていて構いません。
ケルル:近づけてみると?
GM:「そんな爆発するかもしれないものを列車に近づけるな!」
ケルル:近づけてみると~?
GM:衛兵がすっ飛んできて引きずり出されます。
ケルル:「はなせ~!」筋力1だから抵抗できないぜ!
GM:はい(笑) 残る三人はどうしますか? 魔動機械回収はここではさっきアンヘルがやったので一人までです。
メガ・ドラ:じゃあ自分がとりあえず<機械回収判定>します。うーん、13なので1個!
魔動機械:34→35
ラス:じゃあ先に倉庫向かっときます。
アンヘル:守りの剣広場で得た情報などをケルルに共有してから宿に戻ります。
GM:はい、二人が移動して、時刻は9時00分です。
ケルル:ケルルとメガ・ドラの二人も[04倉庫]に移動で。
ラス:じゃあ<機械回収判定>します。うっ、1ゾロ……。
GM:0個ですね。経験点50てーん。では一方のカザリとアンヘル。まずは鑑定結果を受け取ったアンヘルから行きましょう。鑑定結果は以下の通り。
――――
・鑑定結果
『穢れ封じの腕輪(の残骸)』
効果:装備してから30分の間、装備者の穢れを「1」として扱う。時間が過ぎると腕輪は砕け散る。魔動機文明時代のマジックアイテム。
――――
アンヘル:うわあ、こんなマジックアイテムあるんか。
カザリ:アリなのかこれ。蛮族確定だな。
アンヘル:これで大体の主犯格はわかったようなもんか。魔動機文明時代だし。
GM:続いてカザリです。狩人のオーニールが呼びだされて宿で待っています。
カザリ:オッケー。「依頼の内容について詳しく聞きたいんだ。今回の騒動に関係あるかもしれない」
GM:「詳しく、か。つっても、あの日は獣がみんな巣穴に隠れちまって、遠目にグレイリンクスを見かけたんだ。こりゃおかしい、と思ってあたりを調べたら大柄な蛮族の足跡も見つけてよ。それで依頼を出したんだ」
カザリ:「見つけた蛮族の足跡、って街を襲撃した蛮族のものかとかはわかる?」
GM:「街を襲った連中の足跡はみてねえからわかんねえな。ただ、俺が見つけた足跡はちょいと森を調べりゃすぐみつかるだろうぜ」
カザリ:「なるほど。それと、東の遺跡について何か知らないか?」
GM:「俺ぁただの狩人なんだが……でもあのあたりまではそこまで危険じゃない森だったはずだぜ」
カザリ:そうかぁ。「ありがとう、参考になったよ」
色々と聞いて回っていますが、「遺跡が何なのか」という一点についてハッキリ知っている人物はとても少ないです。
これについてはもう、聞く相手が悪かったとしか言いようがないですね。
GM:9時30分です。
ケルル:倉庫、ってどうなってんの?
GM:はい。倉庫は、閉じた扉の前で衛兵がうんざりした顔で立っています。ひっきりなしに運ばれてくる機械、そして倉庫内から聞こえるウィンウィン煩い機械音に辟易しているようです。
ケルル:依頼書見せて「中に入れてくれー」
GM:「このしるしは確かにヒルダ様の……。入っていいぞ」
倉庫の中には見慣れた杭のような魔動機械が山となって積み上げられています。しかし、それらが寄り集まっているのにもかかわらず、冷気は覚悟していたよりはひどくはありません。
そんな倉庫の片隅で、バラされた機械に囲まれて唸っている老人がいます。
GM:「うーん、ここがこうなって、ああなって、難しい!」
ケルル:「へい爺ちゃん!」
GM:「うわあびっくりした! なんじゃい!」
ケルル:「この機械なんかわかった?」
GM:「うむ。どうやらこいつは魔動機の動きを鈍くさせる波長を出しておるようでな。今頃一般家庭の魔動機はピクリとも動かんじゃろう」
ケルル:やっぱりか!
GM:「じゃが、まだほかにもわかりそうなことがありそうじゃ。特にこの冷気まわりのことじゃの。あと『2時間』あればなんとかなりそうじゃが」
ケルル:2時間、11時30分ね。
カザリ:魔動機を鈍くする、ねぇ。この街で一番大きな魔動機は~?
アンヘル:列車!(元気よく)
カザリ:(笑) 列車狙いの何かということでよさそうやな。
残るはメガ・ドラが<機械回収判定>で3個回収。
魔動機械:35→38
カザリ:じゃあ俺は領主館でヒルダさんと情報共有しとこうかな。
アンヘル:俺もついてこう。あわよくば列車を直接見る権利もむしりとりたい。
GM:むしるのか(笑) では二人は移動ということで。
ケルル:じゃあ、ラスにも領主館に行ってもらってこっちで得た情報を共有してもらおう。
ラス:了解でーす。
GM:では、カザリ、アンヘル、ラスが[05領主館]に集まって10時00分です。
カザリ:ヒルダさんに情報共有します。魔動機とか、東の森とか、警邏隊副隊長の目撃とか。
GM/ヒルダ:「なるほど。まず副隊長オルドンについてだが、ヤツも行方不明になっている。状況証拠しかないが、話を聞くべき存在だろう。次に東の森だが、そこが連中の根城と決まったわけではない。諸君らには街の防衛を任せたいが」
カザリ:「確かに確定してないが、一度調査に踏み込む価値はあると思う」
GM/ヒルダ:「ふむ……わかった。その件に関しては君たちに一任したいと思う。そして魔動機械についてだが狙いが列車だというのはあり得る話だ。留意しておこう」
ケルル:つか、東の森ってどんくらいの距離?
GM/ヒルダ:「およそ一時間といったところだな」
カザリ:「その東の遺跡ってヒルダさんが制圧したらしいけど、どんな施設でどういう敵がいたか覚えてます?」
GM/ヒルダ:「ふむ、ただの倉庫で、壊れかけの魔動機が守備に残されていたくらいだ」
カザリ:あんま参考にならないな。「わかっていることは以上だ。近々遺跡へ調査に向かうことは知っておいてほしい」
GM:了解です。
アンヘル:「鉄道が狙われているということなので、格納庫の中に入る許可をくれ」
GM/ヒルダ:「わ、わかった。その際は衛兵一人が同行するが、構わんな?」
アンヘル:「もちろん!」
カザリ:返事がよろしい(笑)
ラス:じゃあおれは<機械回収判定>……16で2個!
魔動機械:38→40
アンヘル:40個て多いな。
ケルル:まあ街中にある言うてたし。それじゃケルルとメガ・ドラも領主館に移動ということで。これで10時30分でいい?
GM:はい、10時30分になりました。
ケルル:博士の話を聞けるのは11時30分。どうしようか。
カザリ:あ、質問。遺跡の新区画が見つかった言うてたけど、どこにあるとかわかる?
GM:どこにあるかとかを聞いてないのでわかりませんね。存在しか知りません。
ケルル:じゃあそれ行こう。[14マギテック協会]に移動します。
カザリ:行ってくれるなら、[11市場]の残るマスに情報収集しに行きます。
アンヘル:じゃあ、[03神殿]に行ってケルルがわからなかった死体の調査をしてみようかな。
ラス:えーっと、[12住宅街]だれも行ってないんですよね? 行ってみようかな。一番左のマスで。
メガ・ドラ:俺も[12住宅街]の真ん中のマス行きます。
GM:では11時00分です。
判定は省いて、それぞれの行動の結果を。
ケルルは無事、遺跡までの道と新区画の場所を聞き出すことに成功。
カザリは空振りに。
アンヘルはよくわかりませんでしたが、切り傷に異常――凍結や焦げ跡など――がないことは確認しました。
ラスは副隊長オルドンが昨日の騒ぎの前に[10西門]へ向かったという目撃情報を聞きます。
メガ・ドラはローレッタが昨日の朝ごろに[09東門]へ向かったという目撃情報を得ます。
そして11時30分。
解析結果を聞きに、全員[04倉庫]へ馬車で移動して時間経過。
GM:12時00分です。
ケルル:「なにかわかったかじーちゃん!」とドアを蹴破ります。
GM:「うむ、わかったぞい。こいつらはどうやら冷気を放ってるわけではなく、『熱を吸収している』ようなのじゃ。だから冷えるが、必要以上に凍るわけでもない」
カザリ:あー、なるほど。
GM:「そして、どうやら何かの命令を受信する機能もあるようじゃ。そう遠くはない場所からその命令は発信されると思うのじゃが、内容まではわからん。それ以上はなにもわかりそうにないの」
ケルル:一斉起爆ありそうだな。それに、熱を奪う、ね。ヒルダ様の魔剣は~?
カザリ:どっちがどっちだっけ。
GM:炎剣使いのヒルダ、氷剣使いのローレッタ。
ケルル:ヒルダ完封作戦でしょ、これ。主犯はローレッタで。
カザリ:いや、どうだろう。完封はともかく、ローレッタは先にやられてるだけかも。
アンヘル:それはまあいいとして。こっからどう行動する?
ケルル:[10西門]調べて遺跡行って、戻って夜襲に備える、がいいんでない?
ラス:賛成ー。
GM:それでは全員[10西門]に移動です。
時刻は13時00分。
[10西門]で副隊長オルドンの目撃情報を聞いて回り、「昨日の夕方ごろ、「客人だ」て言って黒ローブの二人組を迎えに来てたよ」という情報をゲット。
カザリ:これが守りの剣破壊の主犯かな?
ケルル:それで、ローレッタが[09東門]だっけ? これ遺跡に居そうだな。
アンヘル:黒幕としてか、戦ってるのか、捕まってるのか。
カザリ:副隊長は確実にクロだし、それをとめようと独断専行した可能性もある。今のところローレッタはグレー。
アンヘル:今から遺跡殴り込み行こうぜ。往復2時間なら戻ってきても余裕あるでしょ。
ケルル:さんせー。つーわけで、遺跡行きます!
GM:了解です。それでは、次回は遺跡へ向かうということで!
ここで一旦、四月四日のセッションはお開きに。
続きは四月十日に行われることとなります。
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