不老不死老人ホーム

万魔殿RADIO

万魔殿RADIO①

尸解仙「わたくしちゃんが始める万魔殿RADIO！　始まりましたー！　はい拍手！」

吸血鬼「わーパチパチパチ」

魔女「なにこの茶番」

ゾンビ「うーあー！」

ルシフェル「おや、皆さん、老人ホームの方はいいんですか？」

浮遊霊「マイホーム！！」

尸解仙「あそこはヒジリが穴開けちゃったからお引越しよ、ここなら使い魔もいるし楽だわ」

ルシフェル「一応、同胞なのですが……」

ヒジリ「こんな魔境になぜ連れてこられた……」

尸解仙「はい、口答えしない、そこ二人、今回は初回という事でお便りがないので即興コーナーで持たせるわよ」

吸血鬼「また無茶振りな」

魔女「珍しく意見が合うわね」

尸解仙「魔女と吸血鬼のポッキーゲーム！！」

魔女・吸血鬼「はぁ！？」

尸解仙「私が王様じゃー！！」

魔女「ふざけ……！」

吸血鬼「そうだそうだ！　誰得だ！」

尸解仙「わたくし得でございます」

吸血鬼「うぜぇ……」

魔女「やるしかないの……？」

吸血鬼「仕方ない……そっち咥えろ……」

魔女「はむ……ほれでひひ？」

吸血鬼「ん……」

尸解仙「ひゅー！　はかどるわー！」

魔女・吸血鬼「ポリポリポリ、バキィ！」

尸解仙「折れたァ！？」

吸血鬼「誰が真面目にやるかこんなもん！」

魔女「当たり前だよなぁ！？」

ゾンビ「うーあー」

吸血鬼「え？　お前もやりたいの……？」

魔女「じゃあ尸解仙とね」

尸解仙「はぁ！？　なんで、ってもうポッキー咥えてるし！」

ゾンビ「うーー」

尸解仙「分かったわよもう！」

ゾンビ・尸解仙「ポリポリポリ、ガブッ」

吸血鬼「ん？　ガブッ？」

魔女「あ、ゾンビが尸解仙に噛みついてる」

ルシフェル「ガタッ」

浮遊霊「座ってろ」

ヒジリ「大丈夫なのか……？　感染とか……」

魔女「ヘーキヘーキ、うちのゾンビはブードゥー教由来の由緒正しいゾンビだから。ウィルスとかじゃないから」

吸血鬼「じゃあなんで噛みついてるんだ……？」

尸解仙「んー！　んー！」

ゾンビ「……」

吸血鬼「なんかこえーよ！？」

魔女「ゾンビ、ギブ、ギブしてるから！」

尸解仙「ぷはぁ！？　死ぬかと思った！！」

ゾンビ「うーあー」

吸血鬼「なになに？　口の周りにチョコが？」

尸解仙「そんな理由で殺されかけたのか！！」

魔女「死なないでしょうが私達」

ヒジリ「……帰りたい」

ルシフェル「我慢なさい」

浮遊霊「more出番！！」

尸解仙「えー、では気を取り直して次の話題へ……は？　文字数？　こんな地の文無しのキャラ分けで文字稼ぎしてる小説の文字数なんて今更気にするなよ！」

吸血鬼「誰と話してんだ？」

魔女「使い魔ADね、万魔殿RADIOのタイムキーパーをしているわ」

ルシフェル「一応、ベルゼブブという名前が……」

吸血鬼「また大物が出て来たな」

尸解仙「関係ないわ続きをやらせろー！！　パロネタ一個もぶっこんでねーぞ！！」

ベルゼブブ「はいカット―」