青春死体! 続くぞ!


 吸血鬼が立ち上がる。


「俺、太陽克服する!」

「お? 真祖目指す?」

「死〇二十七祖くらいで……」

「そいつら太陽平気なの?」

「にわかがあ!」


 月〇リメイクおめでとう。


「うーあー」

「さっちんルート!?」

「おっとゾンビが虚言を」

「おい待てや」


 この話題は危ない、型〇厨に刺される。


「うーあー」

「えっ、アル〇ルートとシエ〇ルートしかないの……?」

「お前らその話いつまで続ける気だ……?」

「はいはーい、そういう時の二次創作漁りー」


 吸血鬼が遠い目をする。


「漫画版真月譚月〇で生きてただけで充分ですわ……」

「枯渇庭園はいつ見れるんですかねぇ」

「メル〇ラで見れるだろ!」

「メル〇ラ新作、シオン出ないってマジ!?」

「うーあー」

「タタリですらねぇの!?」


 なんか今日は吸血鬼とゾンビが意思疎通している。

 月〇ネタが多いな。TYPE-M〇〇Nさん許して。

 知らない人はググって。


「直死の〇眼があればアタシら死ねるな」

「急な自殺願望……!」

「この不毛な生に終焉を!」

「魔女が狂った!」


 今日は話題が逸れない。


「魔法と魔術の違い」

「この作品の解釈でいい?」


 尸解仙が口を挟む。


「魔女の私の出番でなくって?」

「仙人の私のが詳しくてよ」


 なんでお嬢様キャラですの。


「この世界では魔術と魔法の区別はありませんわ。名前だけですわね」

「いやいや、技術と数式くらい違う」

「あ、そういう解釈?」

「魔術はあくまで数式、それを元に組み上げるのが魔法」


 魔女の授業は続く。


「吸血鬼の呪いは神罰、術式も無視した直接攻撃」

「へぇ」

「興味なさげだなオイ」

「私、自分の出自とか覚えてないー」

「うーあー」

「何!? 遠〇家ルートは別売り!?」


 まだ月〇の話。〇姫の話。


「魔術とは本などに書き写した原型。魔法はそれを引き起こした現象の事」

「魔術は実際には使えないって事?」

「魔術は魔法を使うための教科書」

「なるほど」


 それがこの世界の魔術、魔法の立ち位置。

 この作品なりの解釈。


「これってギャグ短編じゃないの」


 吸血鬼が突っ込む。


「続いたんだから設定詰めようぜ」


 魔女が答える。


「俺ら美少女なんだからキマシタワーしようせ」

「嫌だよ気持ち悪い」


 犬猿の仲であるところの魔女と吸血鬼の百合は期待しないでもらおう。


「うーあー」

「アル〇……ミニスカ……」

「いつまで引きずるんだその話」


 尸解仙が立ち上がる。


「いいか! 私等の目的は青春だ! 決して駄弁る事ではない!」

「メタ担当、時事ネタ小説じゃないのかオイ」

「それはそれ、これはこれ。本質を見失ってはいけない」

「でも月〇とこの作品の親和性は高め」

「とあるも良いだろう!?」

「それは作者の趣味だろうが!」


 最初からだが、どんどん会話が面白くなくなってくる。

 どうしよう。


「どうしようじゃねぇよ作者、くぅ疲すんぞ」

「なつかし」

「ファサ」


 おいやめろ。

 ちなみにメタ発言は基本、尸解仙です。例外は尸解仙がまともな時です。

 そもそも尸解仙って何って人(今更)ググってね。

 作者は詳しくないよ。


「おいおいおい」

「落ち着け尸解仙、所詮、こんなの作者の自慰行為だ」

「綺麗なスナップでペケマーク付けられるわ」


 電波〇と青春〇面白いよね。


「他作品の話しかしてねーじゃねーか今回」

「輪をかけて面白くない」

「俺の出番が無いからだな」

「うーあー」

「えっ、メル〇ラ新作って前日談なの……?」

「いい加減にしろよゾンビと吸血鬼ィ!」


 魔女のツッコミが飛ぶ。綺麗に吹っ飛ぶ吸血鬼。

 尸解仙はやれやれと首を振った。

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