第4話


「分かりました!ちょっと恥ずかしいですが、

抱っこしますね...!」


「ん」


山野井さんは俺に甘えるような顔して

両手を伸ばしてきた。


「そんな重くないと思うから...」


「そうですね。山野井さん、スリムですし...」


俺は無事、抱き抱えた。


その後。


困ったことに、

山野井さんが俺の首に両手を絡めてきたから、

流石に顔赤くなった。



「あ、ちょっと...」


「苦しくない?」


誰かに見られないうちに!


早くマンションの部屋に入っちゃおうと思った。



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