あの日の選択 前編
「ずっと寝ていないで、早く学校に行きなさい。」
下から大きな声が聞こえた。その声に応えたかのように起きる。しかし、
「もう行かないと遅刻しちゃうよ。」
と、お母さんが言った。
「まだそんな時間じゃないでしょう。」
と言って、
「なんでもっと早く起こしてくれなかったの!」
急いで
しかし、間に合わずに生徒指導の先生に見つかり、生徒指導室に連れてかれた。
そして、滅茶苦茶怒られた。怖い時間が過ぎ、僕は授業を受けていた。
そして、昼休み。
五時間目、教科書を片づけようと思い、鞄を見てみると、ある段ボールが入っていた。それは、前ネットで頼んだ本だった。しかし開けてみると、頼んだものと違った。それは、もう表紙がぼろぼろの本だった。気になって
「こんな本、見たことないね。ごめんね、役に立てなくて。」
残念そうな顔をしている
「こっちこそ、急に聞いてごめん。生徒会の仕事頑張ってね。」
「ありがとう。」
そう会話して、2人は手を振りながら離れていった。
そして、下駄箱のところで
「何なんだろうな?もしかしたら、誰かが昔書き記した書籍かな?もしそうだったら、お金貰えるな。」
そう独り言を言いながらその古い本を開けた。すると、周りが暗くなり、雲の上に乗っていた。そこには綺麗な星と、一人の女性がいたのだった。
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