キラキラのあの子

https://kakuyomu.jp/works/16816452219594312528/episodes/16817139555244114516


 ↑と同一人物。読まなくて平気。




「ガラスが波で洗われて、自然と溶け合って、キラキラの宝石になるんだねぇ」


 キラキラの水面を背景に、足元のシーグラスを拾う彼女ちゃん。危険なほど暑い日差し、ぬるい海風に揺れるパレオ。日焼け止めクリームは塗った? 小さな手のひらに乗るガラスはちょうど蒼、海面のカケラを拾い上げたかのよう。うん、絵になるけど。


「シーグラスなら人工のやつでもいいじゃない」

「アレは違うの! 綺麗だけどー」

「あんまり拾うのに夢中になってケガとかしても、ね」


 そのために僕ら、海水漬けでもいい古い靴履いてきてるわけで。


「このひとカケラだけ! 彼氏君との思い出に!」


 付き合い始めてもう何年も経つのに、水着姿の彼女ちゃんは今年も新鮮に可愛い。




 Twitter300字ss第八十八回お題より……「届く」(本文300文字)

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