秋宝
https://kakuyomu.jp/works/16816452219594312528/episodes/16816700427097749322
https://kakuyomu.jp/works/16816452219594312528/episodes/16816700427099015464
(コレと同一人物達。全部単体で読んでも問題ありません)
「もー、実家帰って来てなんで即お庭掃除なのよー!ゆとりプリーズ!」
「そんな僕達ゆとり教育」
「私達の属性じゃなくて、もてなし方を言ってるの! うわーん掃除なんかきらーい!」
ザッザと真面目にホウキを動かす彼女ちゃんだけど、そろそろ限界が近いみたいだ。僕はこういう時に良い彼氏をご両親にアピールできるからいいんだけど。
「まあまあ。彼女ちゃんが頑張ったおかげでこっちもいい感じだよ」
「何が?」
「来てご覧」
匂いでバレていそうだけど。それでも僕はもったいぶってから、燃える落ち葉からアルミホイルに包まれた焼きイモを取り出す。
「ほら、おいしい秋の宝が掘れたよ」
ホウキを放り出した彼女ちゃんの歓声が、秋の空に広がった。
Twitter300字ss第八十回お題より……「宝」(本文300字)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます