字数制限のある世界。メタ発言だらけ、残りを意識しながら世界を表現していく。発言も行動も、世界はあと残り何文字?魔王と勇者とあと幹部がでてきます校長先生もでてきそうになります
この発想はなかった
2500字という制限に戸惑う「俺」。まず、彼の名前が一人称でよかった。文字数が少ないから。押し込められた「俺」の足掻く様が、ナンセンスな可笑しさを生み出してくれます。数少ない登場人物も、短い中に動機や想いが込められていて、なるほどそう来るか……と頷いてしまいました。極端に狭い箱庭で、対象を絞りに絞って、精一杯やってみた登場人物と、そして作者の努力に賞賛を送りたいと思います。
流行りの異世界転生が苦手な人でも最後まで楽しく読めます。笑わせていただきました。すごいな……。