盛装の帰り
どうして着飾るのか
わからなくなるときがある
何をしているのか
何も残らない
空になった虚しさ
なんでもいい
いつでもこだわりを捨てられる
私は
朝になれば元通り
また一から
ただ
その手間が
わたしを自由にする
人の目が嫌じゃない
外を歩くのがうれしい
装うことで
堂々とする
強さも得る
ひとつただ
それを誰かには求めない
その人が
あなたがどうあろうとも
受け入れる深さでもって
それは
私がどんなに
お洒落を好いても
ゆらがない
固執せず
その日の気分を
身にまとえば
いい
時になじむ
雰囲気に溶ける
こつり
コンクリートに
耳飾りを
落として拾う
駅の灯りに
階段を
上がる
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