硝子越しに

いつからこれなのか

わからないけど

このままなおらないと思われる


少しはましになったのかもしれないが

効果はあるのか


ほど遠く

見えそうにない


光を浴びるとよくわかる

眩しい実体


鏡と写真でうつるものが変わる

私の像

朝と夜で異なる

私の顔

今日と明日で見違える

私の細胞


かさ張るスカートをひろげ

車輪に喰われた

気孔から

白光が

通る





  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る