バスを待つ時間

目を高く高く

伸ばせば


白い

月の半分かけら

はさみで切ったよな


トラックに巻かれた太いホースの輪が

乱暴に解かれる

ぱちぃぱちぃ

コンクリートに叩きつけられ

ビルの中に伸びていく

電動音が路上に轟く

少し不穏


制服帰り並んで歩く

カラオケに行きたいと叫ぶ

女子高生は元気


バス

はやくおいで


暑い気がする

窓側がよかった

今日は夏日

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