全体的にザルハンス達のピリピリとしたムードが伝わって来るお話で、彼らの緊張感にどんどん引き込まれて面白かったです!
見送りに来てくれた帝国側「家族」の中にも、どこぞの密偵が潜んでいる事だってあり得るわけで。
警戒するに越したことは無いですが、杞憂に終わる事ばかりでしょうし、冷静さを保つためのバランスが、とても難しそうですね…………。
戦時中に生まれていたら、気疲れして5キロくらい痩せられそうです(むり)。
「もう目に留まっていないどころか、記憶にすら残っていない。
四艦は無関心と忘却の隙間を通って、工廠へ静かに入っていった。」
↑ ここの表現が、ものすごく興味深かったです。
よほど訓練を重ねた人物でない限り、自分にとって有益と感じる情報しか記憶に届めておけないのかも知れない……とリアルでも最近よく思うようになりました。
リーベルや各国の密偵達は、帝国海軍を侮るあまり、巣箱艦隊の計画をついに見破れませんでしたね!
無事に出し抜くことができたようで、読者もスカッといたしました(*^▽^*)!
続きを楽しみにしております!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ここまで書いてきて、シグやトライシオスの度胸がありすぎたせいで、余裕の戦いに思えてきました。
本編では結果が出ていますが、本作の世界の住人たちにとってはまだ未来です。
〈集い〉は劣勢なのです。
その劣勢感をどうやって出そうかと考えたのが、今話でした。
不安なザルハンスです。
ものすごい緊張感の中で受けた整備でした。
「無関心と忘却~」はちょっと考えました(笑)
帝都の人たちが後に「あのときの船が! ええええっ⁉」と思い出しびっくりしてもらえるような伏線を張りたいと思いました。
楽しんでいただけてよかったです(*´ω`*)
次話もお楽しみに。
立場が逆転しているアルマダの海戦ですね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
アルマダの海戦!
イングランドvsイスパニアの海戦ですね。
名前は聞いたことがあります。
ウィキペディアを見てきましたが、イスパニアはずっとうまくやれてきた戦法に拘ってしまったのかなと感じました。
成功体験に縛られていると時代遅れになって敗れてしまうのですね……
次話もお楽しみに。