第44話
「さてデイライトワークスだが。地上二十階の高層ビルの十階部分に問題のサーバーコンピュータが保管されている」
「そいつをぶっ壊せば問題はすべて解決するんだな!」
「うむ。建物の地下駐車場に成形炸薬を設置し、崩落させれば警備部隊とも戦う必要もない。うまくやれば五分で作戦が完了する。簡単なミッションだ」
「その爆弾ってのはどこにある?」
「あ。一階から七階は別の一般商業施設入ってるからネ。あと十一階から上は住居になっている。イッパイアッテナ=クンぐらいの小さな女の子もさぞかし沢山いるだろうなぁ。確か託児所も同じ建物にあったはずだし」
「おい、何俺を民間人大量虐殺の犯人にしようとしてるんだてめぇ」
「えーだって時限爆弾の方が楽だよー早いシー?今こうしている間にも君のお母さんのコピーロボットが造られて見ず知らずの男に抱かれているからもしれないんだよー?だったらとっとと爆破しちゃおうよー」
「プランBにしろ。プランB。あんたなら考えてあんだろ」
「プランBね。じゃあ正面から直接乗り込むってのはどうかな?」
「まぁ。なんぼかマシか」
クースケは苦笑いをした。
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